RQ第4版について
 かなり以前から発売が噂されていますが、まだ製品は発表されていません。この紹介記事はそのプレイテスト用ドラフトを扱ったものであり、実際に発売される製品版とは異なっている場合もあるということをご了承下さい。
 また、ドラフトのヴァージョンによってルールの細部が食い違っていることもあるようです。

Gene Wolfe:
 ジーン・ウルフ。米国の小説家。早川書房から小説の翻訳も出ている模様。

 

「能力値の上昇は……」:
 つまり、STR、CON、SIZの上限は、元値の1.5倍か21のどちらか低い方となるということ。

 

「プレイヤーが……」:
 おそらく「キャラクターが」の間違いだろう。

 

「ゲームマスターが即座の……」:
 おそらく、「失敗する確率の1/20の確率でファンブルがおきる」というルールがなくなって、ファンブルが00のみになったことで、システム的に見通しがよくなった、と言っているのだろう。

 

 Storm mark氏の「RQ4紹介」ログでは、「簡単」「普通」「困難」「至難」の4つに分類される、と紹介されている。これはドラフトのバージョンの違いによるものだと思われる。

「困難な技能より訓練しやすい」
 「広い分野を扱う技能より易しい」といった意味か。

 

「人間と、エルフその他の間の不平等」:
 エルフのPOWは2D6+6であるが、POW上限の計算式が、ダイスのロールで考えられる最大値と最小値の和(仮に種族上限値と呼ぶ)となるので、エルフの種族上限値は26ということになる。
 POW獲得ロールは、この種族上限値と現在の値の差でその成功率を決定する。これは、POWが同じ値の場合、種族上限値が高いほど、POW獲得の成功率は高くなることを表している。種族上限値が人間より高いエルフは、POW獲得の成功率が人間より高い、つまりPOWを成長させやすい、というわけである。

 

「練習」:
 原文は practice。RQ3のルールの原文で「practice」とされている部分は、日本語版では「練習」となっている。「研究」という語は知識技能を独学で向上させることを指し、運動などの運動技能は「練習」によって向上させるわけである。
 ただし、この2つは同じルールを使用するため、誤解や混同を避けるため、ルール上「研究」に統一して表記されている。といってもルールブックには以後全く統一した記述が見られるわけではなく、両方の用語が混在している。ようするに「練習と研究は同じものである」というだけのことなのだろう。

「……など」:
 ダンファイヴ・ザーロン、ディー・ゾーラ、ジャーカリールは七母神の下位カルト。フワーレン・ダールシッパはルナー帝国の英雄カルト(“征服の娘”)で街道の神。極星は神名録ではポーラリスとして紹介されている神で、星の神々の長。

 

「カルト魔術呪文」:
 原文は Cult Magic spells。特殊なメンバーのみが使える魔術全般(精霊呪文/神性呪文/魔道呪文)を指している。

 

「祈祷師の流派」:以下、翻訳アドバイザーのリサーチによる。
 コーラート:オーランスの兄で、風の精霊の神。シルフ王ともアンブラールとも呼ばれ、「七方の風」を操るとされている。コーラートの祈祷師というのは、オーランス神殿の祈祷師の事を差すと考えてよいだろう。

黒い牙:黒い牙は「黒い牙の兄弟」(パヴィスの盗賊集団)で信仰されている精霊。こいつは100年くらいの昔ラブル(パヴィスの廃墟)を荒らした伝説的な盗賊である。

赤い仮面学派:プラックスを舞台としたボードゲーム「Nomad Gods」に The Red School of Masks というユニットがあり、「赤い仮面学派」はそれを差すものだと思われる。プラックスにルナーが侵攻したとき、彼らによって教育を受けた、祈祷師、狂人、けちな魔術師たちの集団。きっかいなしきたりのためルーニーなんて呼ばれてるらしい。

「魔道の新しいシステム」:
 現在(96年5月)、有志によりこの新しいシステムの基となるであろう Sandy's Sorcery Rule が翻訳中である。

 

「交易公派」:
 Trader Prince というのは、マニリアのウェネリアの「新海岸」周辺を支配する商人王たちのことであり、マルキオン教とイサリーズ信仰を組み合わせたカルトを信じている。イサリーズのルーン王「交易王」とまぎらわしいので「交易公」と訳した。TotRMの「Hut of Darkness」(#9)や「Wyrm's Hold」(#13)などのシナリオでは、Trader Prince がパトロンとして登場する。
 また、英語では Marchant Prince というと「豪商」という意味であり、Trader Princeというのも喩えの意味があると考えらえる。

 

日本語版翻訳:Doom Lords
翻訳スタッフ
明之介(VYE04237)
音楽ナスカ(VYC03730)
まりおん(CXC06317)
村瀬尚之 (KFB01462)

翻訳アドバイザー
O3(PDE01505)
太田和男(JCH02367)
佐藤俊之(PGB01043)
まさみ(PXC03765)

 "Doom Lords" はニフティサーブのRPGフォーラムで RuneQuest 関係のテキストを翻訳する集団が自称する名です。Doom Lords が翻訳したものには、他にも「いまさら人には聞けない Gloratha Digest Mailing list のお話」「ハイキム・カルト」などがあります。