フィルラーシャ

death フィルラーシャ mobility

魂の運び手

  1. 神話と歴史
  2.  フィルラーシャは古代のヴァルキューレである。彼女の肉体はわずかに青みがかった輝きを帯びている。その昔、彼女はフマクト神の魂の運び手であった。しかし、彼女は冷酷な賢者にだまし討ちされ封印されて以来彼女の力は弱まり人々から忘れられてしまった。フィルラーシャがそのとき身ごもったのが「罪深きグンダ」である。
     第3期に入って、旅をしていたロウドリルの侍祭によって封印を解かれ、彼が大司祭になり、再びこの世にフィルラーシャのカルトは復活を遂げたのである。

  3. カルトの生態
  4.  主にカルトの仕事として葬儀がある。「ゆりかごから墓場まで」がキャッチフレーズの葬儀屋カルトである。
     大聖祝日は赤の女神の大聖祝日の1日前、復活を遂げた日、火の季、移動の週、火の日である。

  5. 世界におけるカルト
  6.  フィルラーシャは娘と言われているため、フマクトのカルトと友好関係にある。また復活して間もないため、他のカルトにほとんど知られていない。通常、カルトの者はフマクトの中立性をたもつが多いため、他のカルトとは中立であることが多い。
     フィルラーシャの寺院は大司祭が神と直接交信を持つため、全ての権力が集中している。その中で侍祭は布教活動の中心的地位となる。司祭は大司祭に付き従う事が多い。
     社では《魂の刃》を教えている。

  7. 入信者
  8.  必要条件:通常と同じ。必要な技能は〈剣攻撃〉〈第二武器攻撃〉〈ジャンプ〉〈視力〉
     精霊魔術:《鋭刃》《破裂》《精霊検知》《亡者検知》《除霊》《機敏》《早足》
    注記:カルトの構成員は死んでもゴーストやその死体がアンデットになることはない。カルトの構成員は女性(美女)が多いことで知られる。

  9. 侍祭(フィルラーシャの翼)
  10.  必要条件:司祭に準じる。(ただし、空席がある必要はない)
     侍祭の任務は通常は各地を旅し、他の地域のフマクト神殿にフィルラーシャの復活を伝え、その地にフィルラーシャの教えを広めることである。

  11. 司祭(フィルラーシャの剣)
  12.  必要条件:通常と同じ。加えて空席があることが必要。
     注記:フィルラーシは魔道士や、他のカルトの司祭になることを禁じる。各季節に1回《フィルラーシャ礼拝》の儀式で、魔力ポイントを1残して全て女神に捧げなければならない。
     フィルラーシャは《鋭刃》《破裂》《精霊検知》《亡者検知》《除霊》《機敏》《早足》の呪文精霊に近づくことができ(司祭の要求があれば)聖祝日にこれらの呪文精霊を司祭の元に送る。(従ってこのカルトには《カルト精霊支配》の呪文は存在しない)この呪文精霊は呪文のポイント1ポイントにつき1D3のPOWを持っている。司祭が神性介入を試みるときは1D100ではなくて1D10で判定できる。

    一般神性呪文:《フィルラーシャ礼拝》《破門》《聖別》《神託》《精神結合》《精霊遮断》
    特殊神性呪文:《魂の刃》《天馬の翼》《亡者滅還》《葬儀》

  13. 大司祭(フィルラーシャの槍)
  14.  必要条件:大司祭は常に一人である。大司祭になるためには司祭でありフィルラーシャと大司祭の信頼と期待を一身に浴びており、大司祭に次期大司祭として任命されていなければならない。(次期大司祭候補としての必要技能は大司祭が決定する)そして大司祭が死ぬか引退しなければならないのである。伝説の馬ペガサスを受け取り同時に祈祷師であることも許された大司祭が過去に2、3人いたことが神知者によって確認されている。大司祭が神性介入を試みるときは1D100ではなくて1D6で判定できる。

  15. メイロード(ルーンロード)
  16.  フィルラーシャのカルトには大司祭から特別に任命されることがある。通常APPが16以上者が任命される。大司祭の側近になれる。メイロードに任命されれば〈製作(料理)〉を90%まで(無料だが)訓練しなければならない。その他は入信者と同じ扱いである。

  17. フィルラーシャ特殊神性呪文
  18. 《魂の刃》Soul Blade1ポイント
    遠隔、残照、複合不可、再使用可
    効果時間の間、この呪文の標的が投射する《破裂》はダメージが2D3になる。加えて《魂の刃》を受けた者はPOW×5に成功しなければ1MRの間、魂が切り裂かれるような激痛におそわれ、ダメージを受けた部位は無力化する。《亡者検知》によって発見でされるものに対しては標的がMP×3に成功しなければ更に1D3のダメージを与える。更に《破裂》の標的がゴーストならMPに1D6のダメージを与える。

    《天馬飛翔》Pegasas Wing2ポイント
    自身、残照、複合不可、再使用可
    この呪文は、1ポイント以上の魔力を同時に消費しなければならない。呪文が持続する間、術者は消費した魔力ポイント1につき1m/SRの移動速度で空中を飛ぶことができる。この呪文を投射すると術者の背中には白い光に包まれた霊的なペガサスの翼が出現する。翼の大きさは消費した魔力ポイント1につき0.5mである。

    《葬儀》Funeral Service1ポイント
    儀式(浄化)、複合不可、再使用可
    この呪文は葬儀の執行人(通常は司祭)によってかけられ、死んだ者の遺体を完全に破壊するそうすると、死んだ者のゴーストが家族に取りつくために帰ってくることはなくなる。アンデットに対してこの呪文を投射するとアンデットは完全に破壊される。ただしMP対MPの抵抗ロールが必要である。

  19. 下位カルト
  20. 罪深きグンダ
    《ヴァルキュリア召喚》Summon Valkyuria5ポイント
    (通称:来い来いヴァルキリー)
    遠隔、瞬間(残照)、複合不可、再使用可
     この呪文は神界からヴァルキュリア(ヴァルキュリアはヴァルキリーの使い魔のような存在である)を召喚する呪文である。青い輝きを帯びた彼女は標的へ向かって瞬間移動し肉体と魂のつながりを断つべく斬鉄剣を放つ。術者が標的との魔力ポイントの抵抗に打ち勝てば、標的の霊体を彼女は一刀両断してしまう。抵抗に勝てなければ、ヴァルキュリアは術者の元へ戻ってきて術者を守護する。その間、術者と彼女の霊体がだぶって見え、彼女の聖なる青い輝きは術者を守護する盾として働く。その青い輝きは《防護5》の効果を与え、術者の攻撃技能を2倍にする。

  21. 友好カルト
  22. フマクト
     彼は娘に《神剣》を提供する。

  23. 神性介入
  24.  神性介入に成功した者には直ちにフィルラーシャが乗り移る。女神が乗り移っている間その肉体はフィルラーシャ自身の肉体的特徴を備える。すなわち宿主は女性となり、わずかに青みがかった輝きを帯び、全ての能力値は上の表のように変更される。SIZは1SRに1の割合で変化させられる。彼女はもっともふさわしいと思われるように行動するが常に自分の礼拝者とその友人たちを助け、彼らに敵対する者と戦う。また敵でも味方でもないもにが近くにいた場合は、できる限り彼らに感銘を与えようとする。危機が去ると女神は去っていく。女神に乗り移られた場合、副作用がないわけではない。乗り移られた者が男性だったなら彼の肉体は女性のまま元に戻らなくなる。通常、精神までも女性になる。本来のAPPが女神との平均になる。女性になった者は、名前を変えるのがカルトの習慣になっている。

    基本能力値
    STR宿主×4移動:×2
    CON宿主×4耐久力:再計算
    SIZ宿主×0.1〜2疲労:再計算
    INT25魔力:50
    POW50DEX SR:再計算
    DEX宿主×3
    APP30
    注記:女神はいかなる武器もDEX×5に等しい技能成功率で扱える。
    回避:DEX×5
    精霊魔術:《破裂》《精霊検知》《除霊》《早足》《亡者検知》の呪文はMPを消費しないでいくらでも(敵の抵抗を打ち破るために)増幅して自動的に(成功率100%)投射することができる。(ただし、増幅にかかるSRは必要)。そのほかの精霊呪文は自動的に投射でき、投射にMPを必要としないが(従って呪文の発動は[DEXSR+増幅のために使用したMP]SRである)増幅する場合はMPを必要とする。全ての精霊呪文の投射成功率は自動的である(ロールの必要はない)。彼女の魔力ポイントは呪文に対する抵抗、精霊戦闘と一部を除いた精霊呪文の増幅にのみ使われる。
    神性魔術:《魂の刃》はいつでも作用している。
    技能:宿主×2(武器技能は「注記」と比べてどちらか高い方になる)
    言語:全てについて80%
    SR:通常、行動変更や行動と行動の間には3SR置かなければならないが彼女は1SRで済み、一人に対する攻撃回数に制限はない。

  25. 付記
  26. 敵対カルト
     ルナー帝国においてヤーナファル・ターナニルズの下位カルトとしてフィルシャーラと言うカルトが存在すると報告されている。フィルラーシャの双子の姉妹、フィルシャーラはヤーナファル・ターニルズがフマクトを裏切ったときにフマクトを裏切ったとされる。


ハウスルールを作るに当たって

   大学のサークルでRQをサーター側でプレイするにあたってキャラクターの使用できるカルトのバリエーションがマンネリ化してきたため作ってみました。名前を見てすぐ分かるかたもおられると思いますがグリフィンアイランドのフィルシャーラを参考にしています。神話と歴史にあるようにロウドリルの侍祭は私のマスターでキャンペーンを行ったさいのプレイヤーでした。このカルトを作成、発展させるにあったって私、マスターの趣味とプレイヤーの趣味が多分に入っていることをお断りしておきます。また、他のメジャーカルトとの戦闘バランスを取るためにプレイヤーは大司祭で、かつ祈祷師でプレイすることをお薦めします。
 また、バランスを重視するマスターは自由に内容を改変して個人使用して下さって構いません。


 本作品は作者が個人的使用のために作製したハウスルールであり、公式な物ではありません。ルール等に関しては、日本語版ルーンクエスト、グローランサ、グローランサの神々、グローランサ古の秘密、(ホビージャパン社刊)などに準拠していますが、設定的には公式サプリメントとは異なっています。本ルールの 使用は個人の責任において行なって下さい。
著作権は著者である 澤木俊彦 に帰属し、無断で個人使用の範囲を超えた複写・転載を行うことを禁じます。ただし、非営利目的に使用する場合はその限りで はありません。
本作品の使用に伴って、いかなる損害が起ころうとも作者は一切関知いたしません。

1996,12,25      澤木俊彦
e-mail: phenix@mars.dtinet.or.jp


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