RuneQuest replay

RuneQuest Replay

死せる狂戦士の塚

●登場人物
プレイヤーキャラクター
ジャスティス....一行のリーダー各、オーランス入信者
リュンクス......のん気な長身の女戦士、バービスター・ゴア入信者
デューテ........貧乏籤をよく引く狩人、狩人オディラ入信者
イーブン........極道な性格の戦士、フマクト入信者

ノンプレイヤーキャラクター
グルーン........サーターの反ルナー派の一員、オーランス
シュリンゲール..黒馬領黒騎兵団の白骨師団団長、見えざる神暗黒異端派騎士階級
ジャルドン......プラックスの伝説の戦士

●これまでのいきさつ
 プレイヤーキャラ一行は東方クラロレラを目指して旅をしている途中である。
おりしもマニリアではファラオが帰還した聖王国とルナー帝国の戦いが再び起こ
り、プラックスでも騎獣民たちの大規模な反乱が起こり、舟などの交通手段は停
止していた。そのため一行はゆりかご河を下っていき、ジェナーテラの海岸線沿
いに徒歩で東に向かうことにした。そして、新パヴィスを出発した直後から物語
は始まる。太陽暦1622年地の季のことである。

●流れてきた男と剣
  そうして徒歩でゆりかご川を下って行き、途中ルナーの検問官との漫才(それ
以外に何か言いようがあるかい?怪しい武装集団ども)で足止めされるも、漫才
に投げやりになった検問官から武装許可証を発行してもらい、また、ゼブララン
ナーたちに軍資金と称するたかりにあい(デューテ:馬嫌いだと聞くが、見慣れ
ぬ縞付きの馬に乗っているな  ゼブラランナーリーダー:プラックス語で「ゼブ
ラだ!」  デューテ:サーター語で「縞馬だ(笑)」)銀貨50枚払う羽目にな
ったりとめんどうな事もあったが、基本的には順調な旅路であった。そしておよ
そ一週間後....

GM:うむ、ゆりかご川を何かが流れてくる。
ジャスティス:<視力>を。(イーブン以外成功)
GM:丸太に寄りかかった男だ。その男は背中に何か長い物をくくり付けている。
ジャスティス:距離は?
GM:20mほど。
イーブン:近づいて来たら鞭で捕まえたらいい(笑)。
ジャスティス:鞭は危ないって。
デューテ:痛いよ(笑)。
ジャスティス:泳いで助けに行こう。命綱を付けてな。強化ロープは持ってたな
?よし、持ってる。
GM:うむ、助けた。その男が背負っているのは乱雑な作りの長剣だ。
ジャスティス:?とにかく岸の方に引き寄せよう。見覚えは?
GM:あるよ。デューテ君が。
デューテ:?
ジャスティス:分かりました。剣だけ奪って、頭をボカッと......デューテ?
デューテ:俺だけ知ってる奴っていたっけ?
イーブン:父とか兄っていったら笑うよな。
GM:彼の名はグルーン。
ジャスティス:GMが勝手に作った設定なんだよ。
デューテ:ああ(笑)。
GM:君の18ぐらいまでなじみだ。
リュンクス:恋人だ(笑)。
GM:違うよ。
イーブン:(あっさりと)河に捨てろ。(一同爆笑)
デューテ:薄情やな。
イーブン:こいつにやるだけの食料は?
ジャスティス:無い。
イーブン:食料や金目の物を持ってるならともかくなあ。
ジャスティス:とりあえず、「大丈夫か?」と言って解放してあげよう。<応急
手当>で人工呼吸....は、ヤロウなんかにしたくないな。
イーブン:腹をおもいっきりふんづけたらいいねん。
グルーン(GM):「うげ!」(笑)
イーブン:「ああ大丈夫。生きてるわ」(笑)
グルーン:「ああ、もっと優しく美女にさすってもらいたい」結構余裕があるよ
うである(笑)。(一同笑)
デューテ:「お前はグルーン!」
イーブン:「起きんかい!」
ジャスティス:剣を<鑑定>するね。失敗。
GM:ぞんざいな作りをしているが、刃こぼれはしておらず、いたるところに古
い血の跡が染み着いている。まだ熱く柔らかい青銅の塊を、槌で力づくで殴って
刃の形にしたように見える。
グルーン:起きると、リュンクスに「やあ、美人のお姉さん」
デューテ:「こいつわ〜」
イーブン:剣で切ったろうか。
デューテ:「久しぶりだなグルーン」
グルーン:「そこの西方人と、美人のお姉さんは誰だい?」
ジャスティス:「この剣は何だ?なぜ流れてきた?」
グルーン:「詳しくは言えないが....」
イーブン:「趣味なのか?」
リュンクス:流れるのが?
グルーン:「いや、あるいきさつでこの剣を手に入れたのだが、ルナーの兵に追
いかけられて川に飛びこんだんだ」
ジャスティス:「ルナーに追いかけられたと言う事は、その剣は大した物のよう
だな」
グルーン:ノーコメントだ。
ジャスティス:(いやに冷たい目で)「ほ〜う」
グルーン:「お姉さん、助けて」(笑)
リュンクス:「ふ〜ん」(笑)
ジャスティス:「事情を言えば助けてやらなくもないぞ」
グルーン:「これは死んだ英雄の剣だ」
一同:?
グルーン:「遊牧民の英雄で、名をジャルドン(注1)という」
一同:(恐怖の叫び)
ジャスティス:い、嫌だぞ!
GM:西方人の君のキャラクターはプラックスの遊牧民の伝説など知らない(笑
)。(注2)
ジャティス:「英雄?」
イーブン:「英雄と言っても色々いるが」
グルーン:「本当の英雄だ。いや、狂人といおうか」
ジャスティス:狂人?ハレック?いやいやいや....。まあ、何も聞いていない聞
いていない。さあ、行こうか(笑)。
GM:だから、キャラクターはそのことがわからないと言っている(笑)。まあ、
サーター出身のデューテだけは遊牧民の英雄の名前だとは聞いている。
イーブン:「遊牧民にルナーにまで追われている人間にかまってられるか。まあ、
頑張れや」
ジャスティス:「それじゃな」(笑)。
デューテ:「冷たい奴等なんだこいつら。」(笑)。
ジャスティス:「オーランスの加護があらんことを」
イーブン:「さらばだ」
グルーン:「そんなことを言わないで。雇われてくれないか」
イーブン:(思いっきりドスの聞いた声で)「ふざけるんじゃねえ」
グルーン:「金は後から出す」
イーブン:「出さないと言っているのと同じだな」
GM:(........)
グルーン:「金は仲間が出す」
ジャスティス:デューテ、お前がフォローしてくれないと動けない。
デューテ:「かくまってやってもいいんじゃないか」
グルーン:「いや、これから『ジャルドンの憩い』に行くんだ」
デューテ:?
GM:ジャスティスはプレイヤー知識で知ってるやろ。
ジャスティス:あのね、ジャルドンはいつもはその塚で死んでいるというか、眠
っているんだ。そして、周りで騒ぎが起こると、むくっと起き上がって、周りを
壊滅状態にして、また自分の塚に戻って眠るというとてつもないお方なんだ。
GM:そういう奴なんだ(笑)。
ジャスティス:ハレック並みに強いぞ。
GM:安心しろ。『ドラゴンパス』では、ハレックの1/5の戦闘力だ。それで
も、一部隊ユニットと互角の戦闘力だがな。
デューテ:その塚に行くのか。
イーブン:「せっかくここまで来たのにまた引き返すのか?」
グルーン:「どこに行くところなんだ?」
ジャスティス:「クラロレラ。東の地だ」
グルーン:「船は?」
ジャスティス:「歩いて行く。テシュノスまでは何とかなるだろう」
グルーン:「歩いてってあんた....」
ジャスティス:「戦火を避けるためだ。大体、ジャルドンの所に行ってどうする
つもりだ?」
グルーン:「起こす」
ジャスティス:あんな狂人を起こして....
GM:だからキャラクターは知らないと言っている。でないと、ジャルドンを起
こすなんて無茶な話を出せるか!
ジャスティス:成る程。
グルーン:「ルナーと戦わせるんだ」
デューテ:「いい考えかもしれない」
グルーン:「まあ、こういう使命を受けて、この剣を竜の住処から盗んできたの
はいいが、ルナーの兵隊に感付かれて....」
ジャスティス:ドラゴンニュートまで敵にまわす気はないぞ!
GM:まあ、夢のドラゴンだし。
ジャスティス:同じじゃ!!ドラゴンパスがドラゴンパスたる由縁を知らないわ
けではあるまい!!ドラゴンキルがな....。(注3)

 注1:牙傑ジャルドン....別名、「略奪の大王」「黄金の牙」。かつて旧パヴ
ィスの城壁を破った男。ある意味で不死と呼べる英雄で、幾世紀もの前の戦いで
戦死していながら、戦いがあるたびに、ホームという名のやせ馬に跨りやって来
て、プラックスの遊牧民と共に戦う。しかし、勝利が確定することになるといつ
の間にか姿を消し、次の戦いまで眠りにつく。彼はしばしば、戦いの中で戦死す
るが、それでも侵略があると姿を現す。
 彼はかつて、神の都市を見て発狂したともいわれている。
 注2:デューテはサーター出身だが、ジャスティスとイーブンはジャニューブ
都市国家群、リュンクスはジョナーテラ出身である。
 注3:ドラゴンキル戦争とは、ドラゴンが殺された戦争ではなく、ドラゴンニ
ュートの聖地を侵されかけたドラゴン一族が、ドラゴンパスの人間を、絶滅させ
た戦争である。グローランサにおける、超自然存在の恐怖の代名詞。
 ちなみにドラゴン族は、未成熟で成長中といわれるドラゴン人間「ドラゴンニ
ュート」と、成体である「真のドラゴン」そして、真のドラゴンの夢が実体化し
た、「夢のドラゴン」(これが他のRPGで言うところのレッサードラゴンであ
る)の三つに分類され、他にも、ワームやワイバーンといった亜種がいる。
 なお、真のドラゴンは、小柄なものでも、数キロメートルの体躯を誇る。

●砂塵の黒騎兵
GM:そうして30分にわたってなんだかんだ話していると、北の方から砂煙が
見える。
デューテ:「何だ?あれは!?」
GM:これは珍しい事に馬だ。
ジャスティス:取り合えず剣は隠しておこう。
GM:黒い馬だ。それに、黒い板金鎧を部分的に着た騎手が乗っている。上には
日除けのサーコートだ。よく見ると主にチェーンメイルで武装している。他には、
剣と槍と盾だね。槍は、西方人のキャラクターは知っているランスだ。
ジャスティス:距離は?
GM:全力疾走してくるから、1ラウンドもあったらこちらと接触する。騎兵の
一団が3人だ
ジャスティス:わかった。とにかくマントの中に剣を素早く隠す。
GM:隠すと言ったって、1.5mはあるぞ。
ジャスティス:おいて、マントを上に被せる。
GM:わかった。
グルーン:「ちょっと気絶したふりをする」
デューテ:「....」
GM:そして、彼らと接触した。彼らは黒い鷹と、骸骨の紋章をつけている。骸
骨は頭蓋骨と背骨と肋骨。この人塊が心臓の所に杭が突き刺されて、何かに打ち
つけられている。
ジャスティス:剣に手をかけて「何者だ!」
騎手(GM):陰鬱な調子で、「ルナーの傭兵だ....」
ジャスティス:「ルナーの傭兵が何の用だ?」
騎手:「男が流れてこなかったか....追い付いているはずだぞ....」
ジャスティス:「木なら流れて行ったぞ。荒野では珍しいことだ」
騎手:一人に見てこいと言って下流の方にやると「そこの男は?そこの布きれは
?退けてもらおう」
ジャスティス:どうしようかね。
GM:さて、ジャスティス、幸運ロールを5倍でやってもらおう。
デューテ:風でも吹くのか?
ジャスティス:71で成功だ。
GM:今日は風はあまり吹いていないようだ(笑)。
騎手:「とにかく、改めさせてもらおう」
ジャスティス:「失礼な。ルナーの傭兵は礼儀も知らないのか」
騎手:「その様なものは知らんな。第一我らは西方人だ」
ジャスティス:西方人?
GM:ああ。全身黒尽くめの悪趣味な格好だ。
ジャスティス:「出身は?」
GM:「黒馬領だ」
ジャスティス:?
GM:エシルシスト卿と、その部下の精兵達と、地上最強のペットが住んでいる
所だ(笑)。(注4)
ジャスティス:....どうしようかね?
リュンクス:その1.逃げる。その2.戦う。その3.その他。
ジャスティス:その他はないんだ!この場合!!(笑)
GM:まあ、強いとは聞いているが、彼らはまだ一般兵のようだし。まあ、この
距離ではランスチャージは仕掛けられそうには見えないが。
ジャスティス:わかった。マントを手にとって、相手の顔に向かってガバ!!と
投げ付け、切り付けます。
GM:OK。
ジャスティス:ロールは?
GM:<投げ>だな。
ジャスティス:よし、成功。
GM:命中。胸だ。
ジャスティス:ダメージ4だ。
GM:効いてはいないが、胸に強い衝撃を受ける。
ジャスティス:<惑い>を使っていいか。
GM:いいぞ。こちらのMPは14だ。
ジャスティス:発動は成功。抵抗01!惑った。そのまま後ろにひきます。
GM:じゃあ、無事なほうが、10SR目に騎乗したままジャスティスに切りかか
ってくる。移動のSRは馬に任せてある。
ジャスティス:<回避>は低いんだぞ。あっ03。
GM:回避したな。じゃあ、槍の<貫通>を避けた。まあ、ランスチャージはか
けてないがな。
デューテ:一応、チャージに対抗して槍をセットしておこう。
ジャスティス:じゃあ、剣抜いて攻撃しよう。
GM:じゃあ次のラウンド。取り敢えず向こうは何もしてこず、呪文発動に専念。
イーブン:<破裂>を使う。ああ、発動失敗。
GM:6SRめ。OK!発動成功。魔導呪文は発動率が不安なんやな。さっき、
<惑い>にかかった奴が、むっくり起き上がって、馬に急いで飛び乗ろうとする。
ジャスティス:馬とそいつの間に入ってやろう。
GM:後でね。呪文をかけたそいつは、正気づいたほうに西方語で味方に、「ま
た会おう」という。次のラウンドに馬で退却するからな。
ジャスティス:何故逃げる?
GM:5対2じゃあ不利だからだ。さっきのは<中和>だ。勝ち目が無いなら、
せめて、確実にどちらかでも報告に行こうということだ。牛に乗って追いかける
か(笑)。
ジャスティス:取り合えずそいつは無視しよう。正気づいたばかりの方に攻撃。
GM:次のラウンドだ。
ジャスティス:攻撃成功。
GM:馬に乗ろうとしているのでDEX×3で判定して成功。盾受けは01で成
功。今日は調子がいいぞ(笑)。
イーブン:<破裂>。発動は成功。抵抗は05やし、まず成功。
GM:ダメージは?
イーブン:胸に1ポイント。
GM:じゃあ、サーコートの上に少し血が滲むが、さほどダメージは受けていな
い。
イーブン:これでPOWチェックがついた。
リュンクス:馬を叩く。
GM:いいよ。
リュンクス:8の部位に命中。
GM:胴体前部。
リュンクス:はい。17ポイントのダメージ。
GM:17!?いったい何やった?
イーブン:(解説)2D6で10出してるやろ。それに3足して、ダメージ修正
で4ついてる(リュンクスの武器のシャムシールは、2D6+3の両手持ち曲刀
として扱っている)。
リュンクス:どっか〜ん!(笑)
GM:こりゃ重傷やわ(笑)
ジャスティス:重りをつけて揺りかご河に沈めてさっさと逃げよう(笑)。
GM:ここで黒騎兵は<人間知識>に成功。降伏を受け入れる余地があるかどう
か言うように。
一同:う〜ん。
GM:決めてもらわんと、彼は戦うか降伏するか決められないので(笑)。
ジャスティス:俺はかまわんよ。
リュンクス:さっき重りつけて沈めるとか言ってへんかったか(笑)。
GM:じゃあ、交易語とサーター語とペローリア語とプラックス語で、「降伏だ、
降伏だ、降伏だ、降伏だ」(笑)。そういって言って武器を捨てる。

 そうして一行は、囚われてもまだ威圧感をあたえる黒騎兵を、後腐れもないよ
うに、首を切って河に沈めてとんずらした。
 そうして、グルーンと話し合い、海岸線ぞい(正確には海岸近くの断崖)沿い
に迂回してジャルドンの憩いに向かうことになった。
 なお、それを決定した際の話は、

ジャスティス:どうやって決めよう?
グルーン(GM):「お姉さん、何かいい決断の方法は?」
リュンクス:シャムシール(笑)。
ジャスティス:1.海岸線沿いに迂回 2.今まで来た道を引き返して行く
リュンクス:神の声を聞くために、シャムシールを地面に立てて放すと....。倒
れた方向は海岸線沿い(笑)。
GM:グルーンは何となくシャムシールを拝んでみる(一同爆笑)。

注4:エシルシスト卿とは、数世紀前からルナーの地に住み、かつて地界へをも
遠征したこともある西方出身の伝説的な戦士であり、また、悪魔の馬に乗った超
自然的な騎馬部隊「黒騎兵団」の長でもある。彼は通常”黒騎兵団の騎士にして
長”と呼ばれる。
 彼は地界にて”闇のマント”と”地獄の猟犬”を手に入れた。その際、白騎士
から黒騎士へと転身している。
 ”闇のマント”は一地域を暗闇で覆いつくし、”地獄の猟犬”はクリムゾンバ
ットをも凌ぐ戦闘力で、全てを破壊し尽くす最強のペットである(笑)。
 黒馬領は、彼と、黒騎兵団の領地で、黒騎兵団は傭兵として各地を転戦し、エ
シルシスト卿の館”詩神の宿”を略奪品でうめ尽くしている。

●白骨を纏いし黒騎士
 そうして、ゆりかご河を南下し、一度海岸に出てから再びジャルドンの憩いを
目指すと言うことになり、そうして幸運ロールに成功しつつ4日が過ぎ、海岸線
に到達した(注5)。

GM:西方人諸君は船でドラゴンパスまで来たかと思うが、デューテには初めて
の潮風だ。
ジャスティス:陸路できたかもしれん。
GM:それは無理がありすぎる。
デューテ:「馬鹿でかい湖だ」
グルーン(GM):「そんな田舎者みたいな反応をするんじゃない」
ジャスティス:草笛でも吹こう。技能があるんだ。成功。
GM:グルーンはそれに耳を傾けている。
リュンクス:ついでに歌ってあげよう(笑)。
GM:なら、急に興ざめする(笑)。
ジャスティス:進んでいこうか。

そうして、ジャルドンの憩いへの予定日程16日分の幸運ロールを、ジャスティ
スが代表して毎日行い、10日目にして失敗した。

GM:その夜、金属と、蹄と脚が乾いた大地を踏みしめる音が十数騎聞こえる。
ジャスティス:あっ、以前の黒騎兵との戦いの経験ロールを忘れてた。一週間た
った?
GM:まあ、いいだろう....。
ジャスティス:よし、今の内にPOWを増やしてやる(笑)。(そうして、他の
プレイヤーもやり出す)
GM:威圧するように、静かに近づいてくる。全員起きて結構。
ジャスティス:今度は話し合いで済みそうにないな。馬相手に逃げられそうにな
いし、十数騎か。どないせいって!?
リュンクス:降伏して捕まるという手もある。
GM:相手が言うに、「ルナーの神の神託もあてにならん。散々引きずり回され
たあげく、いらぬ殺しもすることになったぞ」この声を聞いたことがある。
ジャスティス:この間会った人かな?
GM:YES。彼はフルプレートの完全装備で、黒光りするその鎧には、肋骨な
どが意匠として取り付けてあり、面当てには人間の髑髏が使われている。
ジャスティス:「できれば貴方と会いたくはありませんでしたね。黒騎士さん」
シュリンゲール(GM):「シュリンゲールだ。我が軍団の不敗の名に傷を付け
てくれたそうだな」
ジャスティス:「何のことでしょうかね」
シュリンゲール:「とぼけるなよ」と、低い声で言う。
ジャスティス:「そっちから挑んできた戦いじゃないか」
GM:証言「こっちは取り調べようとしただけなのに、向こうから切りかかって
きました」(笑)。
ジャスティス:ちい!生き残りがいたんだ!!
シュリンゲール:「我々は無駄な殺しは嫌いなのでな、降伏したまえ。命はしば
らくは保証しよう」
ジャスティス:「当てにならない言葉ですね」
デューテ:「そっちが助けてくれても、ルナーがどうするか」
イーブン:だから関わりたくはなかったんだなあ。
シュリンゲール:「だがな、雑魚とはいえ負けた上に、このまま数で押して勝っ
てもエシルシスト卿より預かりし我が軍団の名誉を傷つけるだけなのでな、誰か
代表を出せ。勝てば見逃してやろう」
ジャスティス:(イーブンに)どうする、フマクト信徒?
イーブン:一騎打ちの制約は取ってへんぞ。だいたい、最初に切りかかったんは
お前やぞ。
GM:「仲間割れをしてる場合じゃなぁい!!」と、グルーンが言う。
ジャスティス:「どうだろう、ここは一つ、お互い3人ずつ出し合って先に二人
勝った方が勝ちとしよう」ところで、グルーンにこっそり聞くが、あの剣に何か
力はないのか?
GM:切れ味のいいバスタードソードだということだが。
ジャスティス:ルール的には?
GM:ダメージに5ポイントボーナスと+25%の命中率。
ジャスティス:それを片手で使いましょう。
シュリンゲール:「フッ、よかろう」
GM:なお、火はついているものの、夜間なので技能には−30%な。
ジャスティス:篝火はつけてくれないの?
GM:つけてくれない。それと、<グローランサ知識>をやってくれ。(全員失
敗)なら、彼らに関する重大な情報を知らない(注6)。
ジャスティス:どうせ向こうは魔導呪文の延長で先に武器を強化してるやろうか
ら、先に<鋭刃>をかけておく。
デューテ:魔法の光で明るくならない?
GM:なら+5%してくれ。
イーブン:極力焚き火の近くにいよう。
GM:なら、最終的には−10%のペナルティーをつけてくれ。
ジャスティス:誰が一番手?
GM:グルーンが「俺が出ようか。元々俺の仕事だから」。それと、シュリンゲ
ールが「決着は死ぬまでか?倒れるまでか?」
イーブン:倒れるまでだな。
シュリンゲール:「なら、戦えなくなるまでだな」
デューテ:死ぬこともあるということか。

注5:実を言うとこのセッション当時は、「太陽領」の発売の2月ほど前という
状況で、プラックスに関しては、「でっかい広野に線のような河と点のようなパ
ヴィスしかない」という程度の認識しかなかったために、描写、河下りの困難さ
などが全く描写されていない。それに、今の情報でなら、このようなコースを遊
牧民の案内なしに進むのは無謀以外の何者でもないと断言できるのだが、当時で
はそれすらもよく解っていなかった。残念である。
注6:「ドラゴンパス」の闇のマントの記述を参考に、黒騎兵は闇の中でも目が
見えるとした。ただし、「ドラゴンアトラス」ではルール化されていないため、
黒馬領オリジナルの魔導呪文を使用しているというのが現在の解釈である。

●黒い疾風

リュンクス:一番手出ます。<鋭刃>かけてね。
デューテ:「がんばってくださいリュンクスさん」
ジャスティス:じゃあ、リュンクスが行くか。5SR目に攻撃だな。
GM:相手は黒い馬に乗った騎兵だ。ドイツ風の名前で何かいいのはない?
イーブン:ハンス。
GM:なら、ハンスとしよう。1SR目に、馬に乗って、後ろに向かって全力で
疾走していく。
ジャスティス:汚い奴。
GM:全力移動で、1SRあたり20メートル移動する。リュンクスは槍のセッ
トをする?といっても槍がないか。相手はランスチャージを仕掛けてくる。プラ
ックスの平原では障害物はないからな。
リュンクス:シャムシールで代用は?
GM:できなくはないだろうが、問題がある。セットをしている間は、受けも回
避もできないんだ。さらに、シャムシールでやるなら−30%で、最終的には−
40%になる。相手の攻撃が外れたなら、相手のダメージボーナスになるはずの
馬のダメージ修正値3D6が、逆にセットした側のダメージボーナスになる。相
手が外したならな。
リュンクス:すれ違いざまに斬ることは?
ジャスティス:回避か受けをしてから攻撃と言うことになるな。
リュンクス:うん。といっても、受けも貧弱(笑)。
GM:10SR目でターンして、突進してくる。
デューテ:横で戦いの踊りとかしてるかな。
GM:あのお、彼らは騎士なんだが。
ジャスティス:ところで、リュンクスは何故今の内に魔術をかけておかなかった
んだ?
GM:どのみち射程を超えている。2ラウンド目、7SR目でリュンクスと接触
(焚き火の近くにいるから狙いやすいな)。
リュンクス:受けは....失敗。
GM:なら貫通はしてないが、ダメージロールに<深傷3>を加えて、左腕に17
ポイントのダメージを与えて、リュンクスの鎧と肉を引き裂いて駆け抜けていく。
不具化だ。DEXは13だったな。すれ違いざまに同時に切りかかれるが?
リュンクス:98で自動失敗(笑)。
GM:駄目だこりゃ。ならそのまま、黒騎兵は闇の中に疾走していく。リュンク
スは完全に行動不能だな。

●剣撃
ジャスティス:2戦目だ。イーブン、後はないぞ。
GM:君の対戦相手は、「ハンデをつけてやろう」と言って馬を降りる。
イーブン:ありがたいねえ。
ジャスティス:リュンクスが勝ってたらハンデはなかったし(笑)。でも、何で
<神剣>を取っておかなかった!!
GM:7SR目、イーブンのDEXは?
イーブン:15。
GM:なら、同じSRでそっちが先攻だ。
イーブン:14発が左脚に命中。
GM:ヒーターシールドの受けは成功。攻撃は失敗。次のラウンドだ。こういう
時にとっさに使えない魔導呪文はつらいな。
イーブン:攻撃は成功。8ポイントだ。
GM:受け成功。逆に押し返されるような調子ではじき返される。ブロードソー
ド命中。13ポイントのダメージだ。
イーブン:受け成功。次のラウンドの攻撃は命中。左脚に10ポイント。
GM:こちらは受けなしで、チェーンメイルのAPは7で、<耐傷3>もかかっ
てるので一応抵抗ロール。少し脚の肉をえぐった。7SR目の攻撃は命中。
イーブン:受けた。
GM:10SR目で今度は盾で攻撃だ。命中で....げ!3ポイント。
イーブン:鎧で弾いた。
GM:3ラウンド目。
イーブン:命中。
GM:受けは決定的成功。武装解除オプションで盾を狙ってきた。効果的成功。
イーブン:落ちたな。
GM:いや、まだダメージとSTRの抵抗がある。STRは?
イーブン:14。
GM:腕にベルトを通しているとして1.5倍して21にしてよい。(ダメージ
ロールして)こりゃ無理や。抵抗ロールも96で失敗。
イーブン:残念だったな。
GM:4ラウンド目。
イーブン:攻撃は外れ。
GM:普通成功。
イーブン:受けは失敗。10ポイントまでは鎧と<防護>で防ぐぞ。
GM:13ポイントが左腕。
イーブン:そこなら盾のAPが半分はいる。
GM:なら、通らんな。
イーブン:攻撃成功。
GM:受け失敗。
イーブン:右腕に10ポイントだ。
GM:肉をえぐる。これでトータル耐久力からは合計−6だ。攻撃は命中だが、
5ポイントじゃ通らんな。
イーブン:受けは成功。攻撃成功。
GM:受け成功。
ジャスティス:緊迫した戦闘だねえ....って、<鋭刃>のダメージは?
イーブン:あっ、忘れてた(笑)。命中率の方は加算してたんやけど。
GM:次のラウンドから使って。(次のラウンドはお互いダメージなし)
イーブン:次のラウンド、攻撃命中。
GM:受けは失敗や。
イーブン:13ポイントが右足や。
GM:切断ではないが、トータル耐久力で見ても完全にダウンやな。
イーブン:「大丈夫か。いい戦いだったぜ」

●偶然の恐怖
 そうして、倒された黒騎兵の手当の後、ジャルドンの剣を持ったジャスティス
とシュリンゲールの対決となった。

ジャスティス:馬からは降りてる?
GM:いや、乗ってる。
ジャスティス:「卑怯ではないか?」
シュリンゲール(GM):「突進はしない」
GM:シュリンゲールの獲物は、ヒーターシールドとバスタードソード。
イーブン:ブロードソードじゃないのか?
GM:SIZが17あるせいもあるがな。あと、こちらの攻撃は<乗馬>技能に
制約される代わりに、騎乗者の特典も得られるからな。
ジャスティス:行こうか。
GM:じゃあ、3SR目に馬が口から燐光を発する炎をはいた。(一同笑)
ジャスティス:何、それ??
GM:この馬は、かの悪魔の馬だよ(笑)。
ジャスティス:<回避>成功。
GM:炎は通常命中だから外れだ。そして、悪魔の馬はほのかに燐光を発しなが
ら距離を積めてくる。
ジャスティス:二回攻撃に分割する。5SR目攻撃(注:ジャスティスのSRは
6のはずだが?それに、同じ武器で同じ相手に対して2回攻撃はできない。騎乗
者と馬を別個に狙ったのなら話は別だが)。DEXは?
GM:16。
ジャスティス:なら、同時だ。01で命中。
GM:こっちは普通成功。受けは普通成功。
ジャスティス:02で決定的受け。そっちのAPは?
GM:鉄の剣で18。
ジャスティス:抵抗ルールで成功してソードブレイカーで破壊した。
GM:いきなり鉄の剣を折るか?(注:ここでもジャスティスはルールミスを犯
している。既に回避を行った以上、攻撃か受けのどちらか一方しか行えないはず
だが、ジャスティスは両方を行っている)
ジャスティス:そちらの頭へのダメージは22点。
GM:じゃあ、鉄張りの盾で受けて、残りの8点はアーマーを無視するが、<耐
傷>の抵抗ロールで止めた(注:正確には、攻撃側がロールを行う)。
ジャスティス:いいや、<耐傷>は受けの前に行う。
GM:そう?(注:間違いである。少なくとも、そんな記述はどこにもない)な
ら抵抗は失敗で、頭部の残り耐久力は1、2ポイントだ。
ジャスティス:8SR目、01で決定的成功。
GM:あのお、一つの対象に対してはできないんだって。
ジャスティス:なら、いいや。
GM:じゃあ、次のラウンド。
ジャスティス:5SR目に騎乗者を、8SR目に馬を攻撃。
GM:3SR目、再び火炎攻撃。
ジャスティス:01で盾受け成功。ダメージなし?
GM:わかった。5SR目の攻撃は決定的成功。
ジャスティス:02で決定的成功。今日はほんとに目が極端やわ。
GM:おい!!とにかく....
イーブン:待てよ、シュリンゲールの剣って壊れてるんじゃあ?
GM:あっ、忘れてた。あっさり壊されたものでな。
ジャスティス:頭に命中。
GM:おい!!
ジャスティス:生きてる?
GM:受けは成功だか、気絶だ。じゃあ、ドーン!と、地面に落下する。
ジャスティス:馬への攻撃は98で失敗か。
GM:(正直言って非常に腹が立っている)乗り手を無くした悪魔の馬の暴走攻
撃。
ジャスティス:まて!一騎打ちだぞ!?
GM:凶暴な悪魔の馬だからな。暴走してるんだよ。9SR目にキック(注:考
えてみれば、次のラウンドの4SR目の方が攻撃順序としては適当かもしれない
)。
ジャスティス:受けも回避もできない。死ぬぞ。
GM:命中。19ポイントのダメージが右腕。肩を思いっきり砕く。
ジャスティス:不具化。
GM:じゃあ周りが、「おい!押さえろ!!」「早く手当を!!」とかあわただ
しく動く。

 そしてしばらくの値、回復したシュリンゲールとジャスティスが。

シュリンゲール:「俺の負けだ」
ジャスティス:「ああ」
シュリンゲール:「だが一つ言っておこう。俺が見過ごしても、ルナーの奴等は
そうはいかんぞ」「この借りはいつか返す!」
GM:そうして彼らは去っていった。

●待ち伏せ
GM:グルーンが言うには、聞くところによると、ジャルドンを蘇らせるには、
剣と葡萄酒が必要だという。葡萄酒はとりあえず用意してあるが、量が足りるか
どうか。
デューテ:「お前、飲んだな」
ジャスティス:安心しろ、装備にワインを持っている。
グルーン(GM):「コリーにも見せたかった」
デューテ:「?」
グルーン:「いや、何でもない」
GM:後は特に追跡もなく、ジャルドンの憩いの近くまでついた。
グルーン:「何だ?人影だ。遊牧民か?」
デューテ:「ルナーかもしれないぞ」
グルーン:「もしかして....もしかして....」
ジャスティス:「先回りされたな」
グルーン:「向こうもジャルドンの憩いに向かってることを知ってたんだ!」
デューテ:「おい!」
GM:グルーンは、とりあえず剣を隠しておくことを提案する。埋めておこう。
ジャスティス:うん。
デューテ:何十人いる?
リュンクス:何百人か?
GM:一個中隊。
イーブン:でかいな。
GM:十人隊三つで30人近くだ。
グルーン:「俺が偵察に行こう」
ジャスティス:がんばってね。
GM:薄情だね。
イーブン:遊牧民の助けは得られないか?
グルーン:「呼んでくれ」
デューテ:「都合よく来てはくれないよ」
グルーン:「引き返そう」
ジャスティス:うむ。
GM:だが、向こうの方で動きが見えた。全力疾走しようね。
デューテ:逃げようね。
GM:みんな幸運ロールをすること。
デューテ:失敗。
イーブン:成功。
ジャスティス:ファンブル。
リュンクス:成功。
GM:グルーンも失敗だ。
ジャスティス:敵に捕まるのも久しぶりだな。
GM:幸運ロールに失敗した奴は、一人あたり半ダースで相手になってくれるか
ら光栄に思うように。

 結局、ジャスティス、デューテ、グルーンが捕まり、イーブンとリュンクスの
み逃走に成功した。

GM:連行されていくと、見知った奴がいる。シュリンゲールだ。
シュリンゲール(GM):「わるいな。手を引こうと思ったが、顔ぐらいは確認
しろとのお達しでな」
ジャスティス:「お仕事だから」
シュリンゲール:「俺も焼きがまわったな。偉大なるエシルシスト卿に知られた
ら、なんと言われるやら」
ジャスティス:あのお方の....。
GM:キャラクターは知らないって。
ジャスティス:西方では有名だぞ(ジャスティスは正確にはジャニューブ都市国
家群出身)。「高名はよく聞いています」
シュリンゲール:「悪名と素直に言えよ」
GM:そうしているとルナー兵が、「そのような戯れ言はどうでもいい。こいつ
らだな」と言い、シュリンゲールは「ああそうだ」と言う。
ジャスティス:「我々は剣を持っていないぞ」
GM:LET’S 拷問。

●敵の敵は?
 一方、リュンクスとイーブンは一か八か遊牧民の助けを求めようと荒野をさま
よっていた。

GM:逃走した方。今は夜間だ。誰かの気配を感じる。(手元で彼らの反応をチ
ェック)騎乗用の動物に乗って槍を持った男が3人やってくる。
イーブン:ルナーではないだろうが。
GM:そして、聞き慣れない言葉で何かを叫ぶ。
イーブン:何を言ってるんだろうか?知ってるだけの言葉全部で「君たちは何者
だ?」と訊こう。
GM:(どれも通じないな)何かを叫んで攻撃を仕掛けてくる(ジャルドンの秘
密を知ろうとするよそ者を抹殺しようとしている)。今日はつくづくランスチャ
ージに縁がある。(笑)
リュンクス:こっちはランスチャージに当たる日や。
GM:1号外れ。2号外れ。3号がイーブンに命中。
イーブン:受け成功。04。獣を狙って攻撃。頭に13ポイントの命中。
GM:なら、獣は騎乗者を乗せたまま転倒する。
イーブン:とにかくサーター語で話し続けるしかないか。
リュンクス:交易語じゃないか?
GM:どれも通じそうにないな(残念ながら彼らはプラックス語しか知らない)。
リュンクス:ジャルドンの憩いとここの距離は?
GM:早足で半日。
リュンクス:ルナーと遊牧民の共倒れというのを狙いたいんだが。
GM:やる?
リュンクス:ルナーの存在を知らせたいが、追いつかれるとまずいので、騎乗動
物だけは潰しておきたい。
GM:わかった。やっと認識できるが、獣はバイソンだ。だからダッシュ攻撃が
強力なのさ(笑)(注7)。
リュンクス:5SR目にバイソンへの攻撃、失敗。
イーブン:効果的成功。11ポイントが胴体後部。
GM:臀部を突き刺した(笑)。
イーブン:火も使ってやろうか(笑)。(この後の遊牧民側の攻撃はヒットなし)
GM:次のラウンド。
リュンクス:03で効果的成功で命中。右前足に10ポイント。
GM:脚が利かなくなったか。

 そうして2ラウンドほど防御に専念して、彼らの騎乗動物を潰しての上で戦線
離脱をした。

●血の饗宴
 翌日、リュンクス、イーブンを追ってルナー兵の斥候に出くわした者たちの報
告により、ワッハ神より神託を受けたバイソンライダーたちを中核とした遊牧民
たちが、ジャルドンの憩いに向けて進撃を開始した。リュンクスらは、距離を置
いてその様子を見守るだけだった。

GM:うん。なかかかバラエティーに富んだ騎獣民がそろってるな。中には、人
に馴れないはずのスカイブルまで空を飛んでたりする。そして、砂煙がジャルド
ンの憩いの方に向かって進んでいく。
イーブン:そのあいだに剣を回収しとこうか。
リュンクス:仲間の救出の準備を。
GM:そして、夜明けとともに彼らはやってきた。暇な人(ジャスティス、デュ
ーテ)、君たちの出番だよ。
ジャスティス:(鼻歌を歌っていた)
GM:シュリンゲールが「惨めだな」。
ジャスティス:「そうだな」
シュリンゲール(GM):「らしくない」
GM:そこに、ルナー兵と遊牧民の戦闘が開始された。
シュリンゲール:「ところで一つ訊きたいが、ジャルドンを蘇らせる方法とは?」
ジャスティス:「訊いてどうする」
シュリンゲール:「興味があるだけだ」
デューテ:どうしたものかね。
GM:縛っていたロープを切ってくれる。
シュリンゲール:「俺を倒した奴をこのように死なせるのは、俺のプライドに反
する。他の二人はついでだ」
デューテ:おまけか(笑)。
ジャスティス:とりあえず礼を言っておくべきだな。
GM:そして、戦いはジャルドンの憩いのすぐ側で繰り広げられる。ジャルドン
の憩いというのは、盛り土に棒でレイヨウの頭蓋骨が立てかけられているだけの
ところだが、この数百年の間何故か崩れていない。
ジャスティス:恩もあるし、ジャルドンのことを教えよう。「剣とワインがいる」
シュリンゲール:「とにかく俺は、さっきからとてつもなく嫌な予感がする。以
前身の程知らずにもエシルシスト卿に戦いを挑んだとき以来だ。逃げるぞ!」
ジャスティス:装備を回収しておく。
シュリンゲール:「後ろに乗れ」
ジャスティス:「悪い」それと、剣を埋めた場所まで行ってもらって、回収して
おく。
GM:わかった。回収できた。ならその直後、ジャルドンの憩いで起こった悪夢
を語ろう。ジャルドンの憩いにおいて、剣がぶつかりあい、血が流される。
ジャスティス:ワインって、血か!?
GM:そして、ジャルドンの憩いが崩れ、一そろいの人骨が現れる。それが血を
すい、血が肉となる。そして、「我は目覚めた。我は死を望む」といって、戦っ
ている一団に、ルナー、遊牧民を問わずに襲いかかる。阿鼻叫喚。
ジャスティス:誰かまわずぶち殺すぞ。
GM:そんなことはない。ただ、起きたときの機嫌が悪いだけなんだ(笑)。そ
して、ジャスティスらは剣の所にやってきたわけだが、そこに人とも獣ともつか
ないものが疾走してくる。
ジャスティス:わたしら?
リュンクス:獣?
GM:シュリンゲールがそれを見て、「冗談だろ?」
ジャスティス:ジャルドンか!?
GM:そう、ジャルドンが剣を取り戻しに走ってきた。
ジャスティス:戦ったら楽しいだろうな(苦笑)。
GM:戦う?
ジャスティス:逃げよう。剣を捨てます。
GM:さすがに普通の馬の1.5倍の速度は伊達ではない。しかし、ジャルドン
の速度も半端ではないが(笑)。そして、狂戦士は、金属の固まりを手に取り、
雄叫びをあげるといずこかに去っていった。
デューテ:「5体無事でよかった」
ジャスティス:「とりあえず助かったようだな。礼は言っておく。次は敵になり
たくはないな」
シュリンゲール:「そうはいかん。借りは必ず返す。俺は屈辱を放置しておくほ
ど人格者ではないのだ」
 かくして、シュリンゲールは詩神の宿に向けて去り、一行はグルーンらととも
にアルダーチュール近郊に向かいこととなった。
 だが、これれはまだ、英雄戦争の始まりの氷山の一角しかすぎないのであった。


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