ルーンクエスト正誤表翻訳

ルーンクエスト正誤表翻訳

Official Errata for Runequest Deluxe Edition(1993)より


基本ルールブック

P32 技能ロール
第4段落に以下の文を付け加える。
 「基本成功率が00%である技能については、冒険者の分野別技能修正値は技能を向上させるまで加えられません。」

P37 訓練の成果
1D6−2をロールしなかった場合に加えられる技能成功率は2%ではなく1%である。

P37 訓練にかかる時間
以下の段落を付け加える。
 「基本成功率が00%の技能を最初に訓練するときには、50時間が必要となります。この訓練の期間が終わったときに、そのキャラクターは、1D6−2%の技能を得ることができます(これには分野別技能修正値が加わります)。もし分野別技能修正値の加算後も技能成功率が0%以下であったときは、技能成功率が1%以上となるかキャラクターがあきらめるまで、さらに50時間の訓練が必要となります。分野別技能修正値を加えることができるのはその技能を訓練した最初の時だけです。」

P44 疲労の影響
第3段落を削除する。ゲームマスターが選択をしたときのみ、疲労によって意識を失う。

P45 人間以外の生物の重量
最初から6行目の「……に相当します。」までを次のものに置き換える。
 「SIZが21−30の生物によって運ばれる重量を決定するときには、その動物によって運ばれているもののSIZに対応する重量(kg)をSIZ/重量決定表で見つけ、それを2で割ります。その結果がその動物の疲労ポイントから差し引かれる実際のENCを表します。もしその生物のSIZが31−40ならば重量(kg)を3で割ります。41−50ならば4で割ります。これ以上の時も同様に処理します。」

P50 受けの手順
最初の段落の最後の2文を削除し、次の文を入れる。
 「いずれの場合もキャラクターは同一ストライク・ランクに1つの武器で攻撃と受けをすることはできません。」

P50 失敗した攻撃に対して受けに成功した場合
以下の文を付け加える。
 「ポールアックスやハルバードの場合、受けが決定的成功であったときに限り、失敗に終わった攻撃武器を傷つけることができます。」

P58−P59 格闘武器一覧表
  • ダガーは貫通武器(@@)である。
  • 薄刃のレイピア(thin-bladed Rapiar)の貫通時のダメージは2D6+2ではなく3D6+3である。
  • 他の2H槍と異なり、薙刀(長刀)は貫通しない。

P60 2つ同時に持つ場合
第1段落を以下のように変更する。
 「剣と盾、レイピアとマンゴーシュのように2つの武器を両手に持って戦う場合、1つの武器で攻撃と受けをすることも、それぞれの武器について1つの動作を実行することもできます(ただし、回避をする場合にはどちらか一方を犠牲にしなければなりません)。したがって、攻撃2回、受け2回、攻撃1回と受けという組み合わせが可能となります。ただし、1つの武器では同一ストライク・ランクに攻撃と受けをすることはできません。」

P62 発射武器一覧表
  • スリングの発射スピードは1/MRではなく1/SRである。
  • ジャベリンのダメージは、1D8ではなく1D10である。

P70 運動分野
以下の段落を追加する。
 「人間サイズの生物の場合、〈回避〉や〈泳ぎ〉〈ジャンプ〉は、以下の各技能についての解説にあるとおり、ENCによる影響を受ます。SIZが21−30の生物の場合には2ENCにつき1%(〈泳ぎ〉の場合は5%)技能が低下します。SIZが31−40の生物の場合には3ENCにつき1%(〈泳ぎ〉の場合は5%)技能が低下します。SIZが41−50の生物の場合には3ENCにつき1%技能が低下します。これ以降も同様に処理します。」

P85 混沌の諸相表
以下を付け加える。
89 無作為に決定する1つの損傷部位が、いかなる物質(source)によっても傷つけられることはない。
90 魅力的な姿。遭遇したときにこの生物のAPP(5D6)と相手のINTを対照させて抵抗ロールを行う。もしロールに成功すれば、そのキャラクターはこの生物の友人になろうとする。そしてその生物に同行し、護衛のように振る舞う。この生物にはすでに1D6体の護衛がいる。そのキャラクターは、もし自分の友人がその生物を攻撃したとしても、その生物と共に戦う。

P91 ゴースト
ゴーストはSTRを待たず、2D6+6のINTを持つ。

P101 ワイヴァーン
ワイヴァーンの針による攻撃はCONに等しいPOTの毒を注入する。

マジックブック

P7 潜伏憑依
第2段落の第2文を以下のように変更する。
 「通常、標的となったものの魔力ポイントが0になるか、あるいは精霊の魔力ポイントが標的の魔力ポイントより10ポイント以上、上回ったとき、精霊はその標的を憑依します。」

P7 能動型
「呪文の標的となったものが術者の視界から消えると、呪文は終了します。」を追加する。

P9 呪文の成功率
第2段落を以下のものに変更する。
 「精霊魔術の場合、呪文の投射成功率はPOWの5倍に魔術分野修正値を加えたものに相当します。」

P12 呪文の効果
第1文を以下のものに変更する。
 「精霊魔術の使い手が呪文の投射に成功する確率は本人のPOWの5倍に魔術分野修正値を加えたものです。」

P14 《加速》
持続時間は残照である。

P15 《防護》
最後の文を削除する。

P18 呪文の回数
入信者は1回限りの呪文を学ぶことはできない。

P18 呪文の効果
第1段落の第1、第2文を以下のように変更する。
 「神性魔術の投射成功率は100%に術者の魔術分野技能修正値を加えた値です。しかしその値は本人が負担しているENC1ポイントについて1%低下します。」

P19−P20 宗教
以下の呪文を付け加える。
 嵐の神−《シルフ支配》;海の神−《ウンディーネ支配》;太陽の神−《サラマンダー支配》;夜の女神−《シェイド支配》;大地の女神−《ノーム支配》

P21 《吸収》
最後の文を削除する。

P22 《盾》
最後の段落の最初の文を削除する。

P22 《(生物)支配》
1ポイント呪文である。

P26 《切開》
《切開》は受動呪文である。

P27 《手当》
  • 持続時間は1時間ではなく残照である。
  • 第1段落の第4文を以下のように変更する。
     「投射後、呪文を投射した身体部位のHPとトータルHPが1時間につき1ポイントの割合で(その身体部位が完全に癒されるまでは)、強度と同じポイントだけ回復する。」
  • 第1段落の最後の文を変更する。
     「この呪文を投射する場合、〈時間〉技能によって十分な持続時間を確保することが必要となる(少なくとも1時間以上に延長することが必要)。」

上級ルールブック

P6 徒歩の相手への打撃
以下の文を付け加える。
 「騎乗者が徒歩の状態の者に対して攻撃する場合にも、高度差の特典(上級ルール9ページ)を受けます。」

P9 高度差
第2文を以下の文と入れ替える。
 「高い方の冒険者は格闘武器を用いて行う攻撃のストライク・ランクを1マイナスできます。さらに片手武器を用いた攻撃に成功した場合には、損傷部位を1D10+10で決定します。」

P14 アーマーの防御効果について
 新しい項目を付け加える。
軟性鎧に対する破砕武器による打撃
フレイル、メイスやモールなどを用いて軟性鎧に対して打撃を与えた場合、鎧は硬度ポイントの半分しかダメージを吸収しません(端数切り上げ)。ただしこの場合、硬性鎧の下に着けている軟性鎧も硬性鎧として扱います。
重ね着による硬度ポイントの修正
上で触れたように、追加の防御効果を得るために、他の鎧の下に軟性鎧を着用することができます。硬性鎧はいかなる他の鎧の下にも着用することはできません。どんな場合でも、外側に着ける鎧は中に着ける鎧より重装でなくてはなりません(例えばより硬度ポイントが高い)。内側に着けた軟性鎧は通常通り硬度ポイントを上昇させますが、そのENCは2倍になります。

P23 《機敏》
呪文1ポイントにつきDEXは2上昇する。

P24 《静寂》
呪文1ポイントにつき〈忍び歩き〉は15%上昇する。

P30 寺院の大きさ
  • 神社では《(神)礼拝》を学ぶことができる。
  • 小寺院では、《(神)礼拝》と《呪文伝授》を学ぶことができる。

P31 《延長》
解説2行目の「戦闘ラウンド」を「ストライク・ランク」に変更する。

P33 幻影:
解説の最後から2行目の「戦闘ラウンド」を「ストライク・ランク」に変更する。

P35 《精霊遮断》
最後の文を削除する。

P36 《破門》
この呪文は、儀式を行う司祭に入信の誓い(sworn to)を行った入信者にのみ投射される(訳注:《破門》される入信者の入信の儀式を執り行った司祭が投射した《破門》呪文しか効果がないということ)。

P42 〈合成〉技能
すべての解説を以下のものに変更する。
 「この技能によって、魔道士は複数の呪文をより少ない魔力ポイントを費やすだけで投射することができます。目標がすべて術者の視界内および呪文の効果範囲内に入っている限り、それぞれの呪文を異なる目標に向けて投射することができます。」
 「〈合成〉1ポイントにつき1つの追加の呪文を投射することができます。まず、魔道士は使用する〈強度〉〈距離〉〈時間〉の大きさを決めます。これらは術者のフリーINTに制限されますが、すべての呪文に別々に適用されます。しかし、遠隔呪文や残照呪文と組み合わせたとしても、接触呪文はやはり射程を持ちませんし、瞬間呪文は持続時間を持ちません。」
 「呪文に消費する魔力ポイントは、呪文操作に費やした全ポイントと同じ値ですが、“全ポイント”には〈合成〉のポイント数(つまり合成した呪文数)も含まれます。「儀式」呪文は〈合成〉できません。」
 「これらの呪文の投射にかかる時間は、使用したフリーINTの合計に投射する呪文の数をかけあわせた積と同じSRです。これは呪文投射に要する時間についての通常のルールの重大な例外です。」

P42 コルマック・サーガ
全文削除。

(訳者より:以下削除されたコルマック・サーガの代わりに)
コルマック・サーガ:
 「ニコロスは、コルマックを気のきいた演出で驚かせてやろうと、老ノーズから教わった《視覚錯覚》《聴覚錯覚》《嗅覚錯覚》の3つの呪文を使って、殺風景な部屋にパーティー会場の幻を作ることにしました。〈強度〉はどの呪文も3で十分だと思ったニコロスは、〈時間〉で20分幻影を持続させることにしました。この時間は、コルマックがちょうど来るころにぴったりです! さっさと面倒なことは終わらせようと思ったニコロスは、〈合成〉を使って一気に3つ全部を投射することにしました。
 3つの呪文をそれぞれ〈強度〉3にするには、魔力ポイントが9必要です。そして〈時間〉2(20分)にするのにさらに1ポイント必要です。この3つの呪文を〈合成〉するのでさらに2魔力ポイントが費やされます。合計12ポイントの魔力ポイントを費やして、ニコロスは呪文の詠唱に入りました。投射にかかる時間は(使用したフリーINT=9+1)×(合成した呪文数=3)で、30SRということになります。呪文を詠唱しはじめてから第3ラウンドの10SRにニコロスは詠唱を終了し、技能ロールも成功して呪文が発動しました。
 かくして、コルマックは20分後、けっこうな宴会だと思っていたものが幻だったことにたまげることになるわけです。」
 注.このコルマック・サーガは訳者の創作です。Avalon Hill 社の公式正誤表にはありません。

P43 《(物質)形成》
第2段落の第2文を削除する。最後の段落を変更する。
 「この呪文で物質を操作している間、1s(あるいは1立方メートルの適当な方を用いる)につき1MPを消費することで、術者はその物体を目標に向かって投げつけることができる。このときの攻撃成功率は術者のDEXの3倍に等しい。攻撃に成功した場合、物質の種類と量に応じたダメージを与える。石や木、金属のような硬い物質は1sにつき1D3のダメージを与える。非常に高温であったり酸性であったりするのでない限り、液体ではダメージを与えられない。火はその強さに応じてダメージを与える。暗闇は、それがシェイドでない限りダメージを与えられない。攻撃が失敗してもMPは消費される。物理的なダメージに対して効果のあるアーマーや呪文は、通常通り働く。術者は《形成》呪文の影響下にある物質を、呪文が持続する限り何回でも目標に投げつけることができる。」

P43 《(INT/POW以外の基本能力値)減退》
  • 《減退》呪文は遠隔呪文である。
  • 《SIZ減退》呪文によって引き下げられる基本能力値の3分の1(端数切り捨て)はSIZではなくSTRである。例えば、強度5の《SIZ減退》呪文は4ポイントのSIZと1ポイントのSTRを引き下げる。

P44 視覚の強度例
1なめらかで透明なガラス
2波紋が生じた水面
3明るいステンドグラス
6にごった水
10暗黒

P44 《再生》
  • 持続時間は1週間ではなく残照である。
  • 第3段落の最初の文を変更する。
     「呪文の強度はその手足のHP以上の値でなければならない。手足が不具になったり失われたりした場合、10戦闘ラウンド以内に呪文を投射すれば、組織は1週間に1HPの割合で再生される。」

P46 《使い魔(基本能力値)創造》
第3段落を変更する。
 「いずれの《使い魔(基本能力値)創造》呪文も術者の基本能力値を使い魔へと永久に移行させる。〈強度〉技能で呪文の強度を上げることにより、一度に数ポイントの基本能力値を与えることもできる。この呪文は完全生物には効果を持たない。そのため呪文は使い魔にではなく、使い魔にしようとする生物に投射される。」

P54 鍛剣呪付
向上するAPはPOW1ポイントあたり、1D6ではなく1D3。

P54 魔力封入呪付
蓄えられるようになるMPは、POW1ポイントあたり、1ではなく1D10。

P54 呪文封印のための浄化(Clarification)
精霊魔術呪文を呪付するための器(matrix)を作るためには精霊魔術の呪付が、神性魔術呪文を呪付するための器を作るためには神性魔術の呪付が、魔道呪文を呪付するための器を作るためには魔道の呪付が必要となる。

P60 ブロントサウルス
尾の強打のダメージは7D6ではなく4D6。

P66 象
インド象(最小の象)のSTRは6D6+30、SIZは6D6+38である。絶滅したアフリカの森林象のSTRは6D6+22、SIZは6D6+30である。通常のアフリカ象のSTRは6D6+34、SIZは6D6+42である。他の能力は、移動が4であることを除いては変更はない。

P128 1日の航海手順
第4段落の最後の3行を以下のように変更する。
 「……積み荷と乗員を守り、船は全く損傷をうけません。耐航力が風力に負けた場合1ポイントが耐航力から引かれます。」

グローランサ入門ブック

P32 その他の混沌の生物
ヘリオンをリストに加える。ヘリオンは通常混沌の諸相を持たない。


翻訳 Translation
SHUN (東山俊 Higashiyama Shun)

協力 Uncredited Work
田舎老人 (谷川篤司 Tanikawa Atsushi)
村瀬尚之 Murase Yoshiyuki

 この作品は、1993年に Avalon Hill 社より出版された RuneQuest Deluxe Edition に掲載されたエラッタを翻訳したものですが、日本語版で既に修正されているところは省略してあります。この度、The Avalon Hill Game Company と株式会社ホビージャパンさんのご厚意により、公開を認めていただきました。なお、この作品はあくまでも一私人が作成したものにすぎません。内容につき、両社とも一切の責を負わないことをここに明記します。

 営利目的、その他権利濫用にあたる場合を除いて、自由に使用・複製を許可します。転載の際は事前に連絡をください。また、断りなく内容を変更しないでください。複製・転載にあたっては、テキスト末尾の版権表示を必ず含めるようにしてください。

 RuneQuestはアバロンヒル社の登録商標です。
 ルーンクエストはホビージャパン社の登録商標です。

This article is the translation of "Official Errata" in RuneQuest Deluxe Edition (1993), and already corrected parts in RuneQuest Japanese Edition is omitted. By courtesy of The Avalon Hill Game Company and Hobby Japan Co., Ltd. , this article is open to the public. Both of the companies don't take any responsibility for the content.

The readers may freely distribute and use this article by both electronic and printed copies except for commercial purposes. This may not be changed without permission, and the copyright must be included in the text.

RuneQuest is a trademark of Avalon Hill.

Runequest Deluxe Edition
Copyright (c) 1993 by The Avalon Hill Game Company

RQ正誤表翻訳
Copyright (c) 1995,1997 by SHUN


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