ウロックス

混沌と戦う者

Death Air beast

  1. 神話と歴史
  2.  ウロックスはウーマスの息子であり、オーランスとは異母兄弟である。
     ウロックスが若かったとき、彼はカーガン・トールの宮廷で、兄弟であるフマクトと一緒に、鍛えていたが、フマクトが技術でもって戦うのに対して、ウロックスは怒りでもって戦った。嵐の時代が来ると、ウロックスは、彼の大いなる熱狂をもって敵を倒し、オーランスがイェルムの統治を倒すのに協力した。彼の勝利の一つに、ロウドリルの征服や北方へのヴァリンドの追放がある。
     混沌が来たとき、ウロックスは真の天職を見つけ、混沌に対する最初の戦いでオーランスを救い、そして、裏切り者のラグナグラーをドラストールの汚れの中に粉砕した。オーランスはアーナールダの懇願でジェナートを助けるために彼を送ったが、彼はジェナートを守ることができず、ウロックスはジェナートの人々の守り手となった。彼は、最終的に、「悪魔」を殺し、その魂を待っているオーランスのいる地界に送る以前に、ジェナートの庭園の廃虚、現在ではプラックスと呼ばれている所で多くの混沌の神を殺した。
     嵐の雄牛達(Storm Bulls)と呼ばれている、ウロックスの信者達は混沌に対する献身的な戦士であり、混沌に対する重要な戦いで最前線にいる。
     信者達は、死後、ウロックス自らが信者の魂のためにやってきて、世界の縁でまだ荒れ狂う混沌に対しての重要な戦いに彼らを連れていくことを知っている。
     葬式の習慣は地方のオーランスカルトのものに従う。
     この神のルーンは、「死」「風」「獣」である。

  3. カルトの生態
  4.  ウロックスは混沌の敵である。彼は混沌のもの全てを憎んでおり、危険きわまりない激怒をもってそれらを破壊する。
     ウロックス信徒の狂戦士達は混沌と戦うために生きている。混沌と戦っていない場合、彼らは呑み、互いと戦う。
     カルトの大聖日は「嵐の季」「静穏の週」「荒れの日」である。

  5. 世界におけるカルト
  6.  ウロックスのカルトは、プラックスの地を除いて、小さいものである。プラックスでは、有名な戦士のカルトである。他の所では、それはオーランスの下位カルトとして機能しており、混沌に対する特有の憎しみをもってそれらに従う。
     通常、数名のウロックス信徒が、一つの氏族の中に知られているされており、その数は地方の混沌の恐れ次第である。ドラストールのリスクランドのような場所では、カルトはオーランスカルトから独立して組織されている。
     ウロックスの独立した寺院は希であり、地方のオーランス寺院の中の社がもっとも一般的である。混沌を制した偉大な勝利のような、ウロックスと神秘的な関係をもった幾つかの場所は、特にもし混沌の脅威が残っているようなら、大寺院を支えることもできる。社では《混沌妨害》を教えている。カルトは名義上地方のオーランスカルトに従属している。事実上、これは、最も近くにある壊滅させる必要がある混沌の巣を指摘することでオーランスカルトの能力を超えては及ばない。カルトに属する各入信者は、自身を入信させてくれたブルズヘッド(Bulls Head)に対して忠誠の義務があり、順番にブルズヘッドはウロックスに対して忠誠の義務がある。
     プラックスでは、オーランスに忠誠のない遊牧民達がウロックスを礼拝していると言われている!

  7. 入信者
  8.  ウロックスのカルトに参加する事を望む志望者は、混沌に汚されておらず、オーランス(またはヴィンガ)の入信者であり、魔法か武器で武装しており、自身のブルズヘッドの命令に従うことを厭わず、入信の試験に通過しなければならない。試験は〈任意の武器攻撃〉〈任意の攻撃または受け〉〈視力〉〈捜索〉〈浄化〉の各技能で行われる。
     入信者はブルズヘッドのもとを離れても良いが、召集があったら戻らなくてはならない。彼らは個人的に混沌に関するほのめかしや噂を調べることを要求される。もし、明らかに、強力であったり、数の多かったら、混沌に攻撃をする事は要求されないが、しかし、できるだけすぐに充分な兵力をもって戻らなければならない。もし入信者が混沌に犯されたら、死によって清められるまで、休みなしに彼は自滅的ミッションを請け負わなければならない。彼らは自身に対しては自動的に成功する〈混沌感知〉技能によって探られ、もし不足しているのなら、食料や武器、魔術を与えられる。ブルズヘッドは、彼の裁量により、追加のものを与えるであろう。
     入信者は〈混沌感知〉の技能を得る。彼らは基本的に1回限りで、ウロックスの神性魔術とオーランスの神性魔術の為にPOWを捧げることができる。
    精霊魔術:《敵の検知》《呪払》《熱狂》《治癒》《防護》

  9. ブルズヘッド
  10.  ブルズヘッドは狂戦士の長であり、殺戮マシーンであり、それ故彼らは法を無視するか否定するのに熟練している。彼らはカルトの戦闘の長であり、司祭である。ブルズヘッドの志願者は、〈武器攻撃〉が90%なければならず、《治癒4》を知り、以下のうち4つを90%なければならない:〈第二の武器攻撃〉〈騎乗〉〈March(疾走?)〉〈視力〉〈捜索〉〈混沌感知〉〈盾受け〉〈追跡〉。
     ブルズヘッドはカルトに時間と金の90%を捧げねばならず、彼らの入信者に戦闘可能な力のスタイルを保証しなければならない。
    一般神性魔術:すべて
    特殊神性魔術:《無敵》《命令(シルフ)》《混沌対峙》《混沌妨害》《盾》(訳注:加えて《呪鍛(鉄)》)

  11. ウロックスカルト特殊技能
  12. 〈混沌感知〉 Sence Chaos 知覚分野(05%)
     この技能を使えるのはストーム・ブル信者だけである。この技能の成功率は(05+知覚分野修正値)%から始まり、経験により上達するが、訓練や研究によっては上達しない。術者はこの技能によって混沌の存在を感知できる。混沌の存在であれば、生きている者でも、死んでいるものでも、目に見える精霊でもかまわない。
     しかし、この技能は《検知》系の呪文のように対象を特定することはできない。術者に漠然とした不安を与え、混沌が近くにいるという気配を教えてくれるだけなのである。また、気配の強さによって混沌のおおよその数がわかる。技能の効果範囲は半径15mである。

  13. ウロックス特殊神性魔術
  14. 《混沌対峙》 Face Chaos
     1ポイント、遠隔、残照、複合不可、再使用可
     この呪文に抵抗することはできない。また、この呪文は混沌に属するものにはかけることができない。この呪文をかけられた戦士は大地を踏みしめ、周囲に存在するすべての混沌の生物と戦い、通常なら逃げてしまう場合でも戦い続ける。ストーム・ブル信者は恐れを知らず混沌と戦うため、通常この呪文はその他の人間に対して用いられる。
     この呪文をかけられても《消沈》や《恐慌》のような呪文に対して抵抗力が与えられるわけではない。もし《消沈》の影響を受けたとすると、標的は攻撃の成功率が半減した状態で戦い続けることになる。《恐慌》の影響を受けると全く戦えなくなるが、逃げることもできない。

    《混沌妨害》 Impede Chaos
     1ポイント、遠隔、残照、複合不可、再使用可
     この呪文をかけられた者は、混沌からの攻撃を受けにくくなる。その者を攻撃しようとする混沌の生物はすべて攻撃の成功率が30%低下する。この呪文は混沌の生物以外の攻撃に対しては効果はない。

  15. 下位カルト
  16. 復讐精霊:片耳
     カルトを離れた者と、混沌に染まり長く生きすぎた者を攻撃する。片耳は2d6+12のMPをもっており、防御魔術を無視し、自分のMPが6以下になったら、中止する。もし片耳が勝ったら、精霊は全てのカルト技能と神性魔術を持っていく。もし造反者が、混沌だったら、片耳は対象のPOWを破壊するために攻撃する。

  17. 友好カルト
  18. チャラーナ・アローイ
    《混沌からの治癒》を提供する。

    アーナールダ
    《肉体の治癒》を提供する。

    オーランス
    《飛翔》を提供する。

    ヴァリンド
    《雲海集中》を提供する。

    ゾラーク・ゾラーン
    《恐怖》を提供する。

  19. その他
  20.  これはストーム・ブルの「ゆりかご河」における記述の改作あり、プラックスの外部のより小さなカルトのための修正です。入信者は最初にオーランス(女性ならヴィンガでも良い)に所属しなければならず、非プラックス人のカルトは友好呪文を提供され、幾つかの他の友好カルトから違った呪文を提供されるのです。

  21. この文章について
  22. 著者: Stephen Watson
    翻訳: RIZE/奥田和幸(PXU02745@NIFTYSERVE.OR.JP)
    協力: 村瀬尚之
     この文章は公式版ではありません。この文章の使用に関しては、各人で判断して下さい。この文章の使用により、なんらかの不利益を被ったとしても、著者、訳者並びに協力者は何ら関知しません。


その他のカルト