Yanafal

ヤーナファル・ターニルズ

破城槌にして戦士

Moon Death Truth

  1. 神話と歴史
  2.  ヤーナファル・ターニルズは、第三期に定命の者から神になった者である。それゆえ足跡をたどることは神話時代の神に比べれば比較的容易である。
     彼は元来ダラハッパのトライポリスの都市ユスッパの貴族であり、天空の神々が信仰されるこの地においての高名なフマクトの剣であった。当然のことながら彼は他の多くの天空信仰の者から疎まれたが、その高徳さは疑う余地もなく、また、しばしば侵入してくる騎馬民族との戦いでの必要から、軽んじられることは決してなかった。
     彼は幼い頃から非常な好奇心と深い探求心の持ち主であった。戦士の道を志し、それを極めるためにフマクトのカルトに身を寄せたのもそのためである。これらの行いは常に周囲の物の眉をひそめさせたものの、それらが無駄に終わることも決してなかった。ある時、彼は戦の場における集団戦という物を体系化しようと試みた。彼は騎馬民族との戦いにおいて常に多くの兵士を率いて戦ったが、常にその意思の不統一と非効率に悩まされていたからであった。これは正面からの戦いを良しとするフマクトのカルトと、彼を疎んじる多くの同国人からから、あざけられ、そしられた。
     だがそこに、彼の作業に手を貸す者が現れた。同じユスッパの学者、イリピー・オントールであった。二人はたちまち意気投合した。彼らは十数年をかけた研究によって、ついには後にルナー帝国の軍制の骨格をなす戦争研究を完成させたのであった。彼らはこの間、親友として互いの探求やヒーロークエストにて行動をともにした。
     またある時ヤーナファル・ターニルズは自らの生き方に疑問を持った。自分は何のために戦っているのかと。フマクトの死と真実の道も彼を満足させるにはいたらず、度々のフマクトのカルトのヒーロークエストもこの欲求不満を拡大させるだけだった。そんなある日ヤーナファル・ターニルズとイリピー・オントールは一人の神秘的な老婆に出会った。彼女はジャーカリールであった。彼女は長い時を、スビーリーと忍び寄る略奪者としての相のゾラーク・ゾラーンの女祭として過ごす内に、闇の蒼い月の姉妹と言われた失われた赤の月を知り、それを探し求めていた。二人はジャーカリールの探索に興味を持ち、やがて共に探索をするようになった。
     彼のこれまでの異端ともとれる数々の行動を、その功績による見過ごしてきたフマクトのカルトもこの行動にはついに激怒し、彼を追放し、その命を付け狙うようになった。しかし、ヤーナファル・ターニルズ自身がカルトから身を引く頃だと考えていた。数々のヒーロークエストによりフマクトの力を十分に会得した強大な存在となっていたからであった。それ故にフマクト神から追われる者となった。それからの苦労は想像を絶する物があった。だが追放されながらもその領地は変わらず支配していた事でもわかるように、彼を慕う者が多かったのも間違いない事実であった。
     その後、アラクニー・ソラーラの女祭である、偉大なる癒し手にして地の魔術の秘密の保持者ディーゾーラを仲間に加え、赤の女神の復活の試みは最終段階に入った。そして、復活の儀式において、ダンファイブ・ザーロン、ティーロノーリ、待つ女といった後の七母神が結集し、赤の女神は多くの者に知られるとおり、人間の赤子として復活した。ヤーナファル・ターニルズは女神に忠誠を誓い、その剣により女神を守護し、成長を見守った。それは、ぼろを纏った赤子であった頃も、力強い乙女になった際も、恐ろしい半神になった際にも変わりがなかった。そして、ヒーロークエストにおいて、カルマニアの魔導師に捕らわれた際には、危険を省みず赤の女神を救出した。その時、彼は女神と共にナイサロールの亡霊に出会った。彼は真っ先にこれらを退けようとしたが、赤の女神はそれを制した。そして赤の女神はナイサロールと語らった。そこから世界の真理を悟り、その教えをまず初めにヤーナファル・ターニルズに諭した。これにより彼の盲目的な忠誠は深い理解へと変わり、彼は赤の女神の啓発を受けた最初の者となったのである。その後、女神とクリムゾンバットと共に地上世界に戻り、敵を打ち倒してルナー帝国の基礎を作り上げた。「青の城の戦い」では多くの神々と英雄を打ち倒し、赤の女神の昇天とともに神としての地位を確固たる物とした。「ドールベリーの戦い(四本の矢の戦い)」の神界における戦いにおいては、その他の赤の月の神の助力の下、ついにはフマクト神自身と対決し、これを打ち倒してカルマニアの守護から手を引かせた。以後、フマクトのカルトはヤーナファル・ターニルズのカルトを完全に敵視することとなる。
     帝国の拡大において、彼のカルトは帝国の兵士たちを守護し、士官を養成するようになった。帝国の威光の最も輝かしき日々において、彼らは帝国の誇りであり、帝国そのものを一身に背負っていたかのようであった。だが近年(1600年以降)においては帝国の堕落に伴い、帝国軍は食いはぐれた者たちの吹き溜まりと化し、ヤーナファル・ターニルズのカルトの士官たちも出世目当ての貴族の子息たちによって占められるようになり、心有る人々の嘆きや、辺境の叩き上げの軍人たの嘲笑と溜息の原因となっている。
     また、開祖の神の友情とは裏腹に、ヤーナファル・ターニルズのカルトとイリピー・オントールのカルトは、武官と文官の対立という形で七母神の下位カルト中で最も対立している。ヤーナファル・ターニルズのカルトは近年の軍事費の削減をイリピー・オントールのカルトの策謀だと考えている。これは半ば正しい。
     ヤーナファル・ターニルズの信徒は死後、赤の月において、ヤーナファル・ターニルズ自身の兵士として戦う事となる。
     ヤーナファル・ターニルズのルーンは、「月」とフマクトから会得した「死」「真実」である。

  3. カルトの生態
  4.  ヤーナファル・ターニルズはルナー帝国の戦士たちに崇められている。入信者となるのは、士官か何らかの形のプロの戦士のみである。
     ヤーナファル・ターニルズはルナー帝国を守護し、その威光をグローランサ全土に広めるために戦い、そして戦士の高徳と勇猛を称える。彼は七母神の中で最も謹直で誠実な神である。
     彼のカルトは、かつて開祖が所属していたフマクトのカルトと多くの点で似通っているが、フマクトほど心狭き物ではなく、蘇生やアンデットに関する制約もない。そして他の赤い月の神々全てと(たとえ権力の座をめぐり争っていようと)ルナー帝国の構成カルトしての連帯を保っている。しかし感情的には必ずしもそうはいかず、特にイリピー・オントールのカルトとの対立は潜在的な物であり、近年においてはその傾向が加速度的に増大している。また、ジャーカリールの戦士の下位カルトを疎んじている。他にも、これは神自身もそうであることだが、ダンファイブ・ザーロンとそのカルトを軽蔑している。これは赤の女神の再生の儀式においてヤーナファル・ターニルズが、その謹直さ故に彼の参加に最後まで反対したことにも現れている。
     彼らは、彼らの神が赤の女神による世界最初の女神の啓発を受けた者であることを誇りとしている。
     彼の聖祝日は他の七母神と同様に、毎季の「混乱の週」の「神の日」である。大聖日は闇の季のその日である。

  5. 世界の中のカルト
  6.  ヤーナファル・ターニルズへの信仰は、ルナー帝国の勢力のおよぶ範囲で、七母神への信仰が見られる範囲内であればどこでも見られる。彼は赤の月の神々の中でも最も人気の高い軍神であり、その他の大小の戦争に関連した神や精霊とそのカルトの主導者である。
     このカルトは士官を養成し、兵士を訓練する。また、魔術兵などにもその精霊魔術を提供する。

  7. 平信者
  8.  ルナー帝国軍の兵役につく兵士は自動的にヤーナファル・ターニルズの平信者の資格を得る。それは帝国本土の志願兵も、辺境において駆り集められた蛮人や異教徒の徴収兵も変わりがない。
     平信者は、しかるべき代価を払ってカルトの精霊魔術を学ぶことができる。しかし多くの場合は、上官からの命令で特定の精霊魔術を覚えさせられる。また、兵役についている間、その兵士が属している兵科で必要とされる技能の軍事教練を受ける。受けられる訓練時間や質、あるいは与えられる装備、俸給等は、各部隊の事情によってかなり変動する。
    精霊呪文: 《鋭刃》《鈍剣》《加速》《消沈》《敵の検知》《破裂》《火剣》《治癒》《防護》《修復》《筋力》《活力》《遠視》
     以下に代表的な兵科と、そこでの装備、技能、精霊魔術について挙げておく。

    軽歩兵:
     100人隊ごとに方陣を組み、2本のパイラムを飛び道具として使って攻撃した後、乱戦の中でも容易に扱えるグラディウスで接近戦を挑む。
    装備: パイラム二本、グラディウス、厚手の皮の鎧、前開きの兜(AP4)、ホプライトシールド
    技能: 〈ジャベリン投擲攻撃〉〈グラディウス攻撃〉〈盾受け〉〈応急手当〉
    魔術: 《鋭刃》《防護》《治癒》

    重歩兵:
     いわゆるファランクスで攻撃をする。なお、彼らは他の兵科とは異なり、サリッサに火剣をかける。これは、槍の貫通効果を無くし、スタックを防ぐためである。他の兵科は槍を一撃を加えればよしとする武器として使うため、むしろ貫通をねらう。
    装備: サリッサ(パイク相当)、ホプライトシールド、スケイルメイル、前開きの兜、グラディウス
    技能: 〈サリッサ攻撃〉〈グラディウス攻撃〉〈盾受け〉〈応急手当〉〈両手槍・盾併用〉
    魔術: 《火剣》《治癒》

    騎兵:
     かつての遊牧民の侵攻の影響を受けて設けられた。長槍のチャージによる突撃攻撃をかける。また、その快速を生かした戦法を取ったり、軽騎兵に変わって偵察、伝令を行う事もある。
    装備: サリッサ、シミター、ターゲットシールド、ベザント皮の鎧、前開きの兜、軍馬
    技能: 〈サリッサ攻撃〉〈シミター攻撃〉〈盾受け〉〈応急手当〉〈馬騎乗〉
    魔術: 《鋭刃》《防護》《治癒》

    軽騎兵:
     帝国内の遊牧民が多い。彼らは馬を走らせながら、弓で敵の戦力の消耗、撹乱を狙う。
    装備: セルフボウ、シミター、厚手の皮鎧、前開きの兜、軍馬
    技能: 〈セルフボウ攻撃〉〈シミター攻撃〉〈応急手当〉〈馬騎乗〉〈視力〉
    魔術: 《加速》《敵の検知》《霊話》

    工兵:
     戦闘に必要な土木工事を行う。地味ではあるが、彼らがルナー帝国の高い軍事技術の効率的な運用を支えている。
    装備: ダガー、前開きの兜、土木作業用装備
    技能: 〈泳ぎ〉〈登坂〉〈修理〉
    魔術: 《修復》《破裂》《筋力》《活力》

     ルナー軍の構成、兵科についての詳細はRQ90'Sサプリメント「ドラゴンアトラス」を参照の事。

  9. 入信者
  10.  帝国臣民、もしくはそれに准ずる資格が必要である。
     このカルトの入信者は大きく二つに分けられる。軍に属さない戦士と士官である。
     軍に属さない志願者の場合、〈剣攻撃〉ロールに成功して、さらに1D100でPOW×5以下を出すこと。加えてPOW1ポイントを捧げる。入信が許されたなら、その者は軍の予備役として扱われ、義務として1年の内に最低でも5週間は兵役につかなければならない。加えて、ルーン王にして軍の高級士官であるヤーナファル・ターニルズの剣からの召集があったならば、無制限に兵役につかねばならない。しかし、この場合は正当な軍務の俸給を請求することができる。  士官として入信する場合は、二通りのケースがあげられる。まず、士官学校在籍者の場合である。この場合、入学の時点で自動的にカルトへの入信が許される。あるいは、兵役における軍事的功績をヤーナファル・ターニルズの剣に認めさせても入信を許可される。いずれの場合も、入信時にPOWを1ポイント捧げるといる義務は通常通りである。
     入信者は、精霊魔術を修得でき、ヤーナファル・ターニルズの剣が再使用な自カルトの神性魔術は一回限りで修得できる。しかし、七母神カルト以外からは精霊魔術と神性魔術の供与はない。なおの場合は七母神カルトと、その下位カルトは別個のカルトとして考える。
     いずれの場合も、士官である入信者は、しかるべき義務と特典を受け、ヤーナファル・ターニルズの剣への就任資格も得る。

  11. ヤーナファル・ターニルズの剣
  12.  ヤーナファル・ターニルズの剣はルナー帝国軍の高級士官である。その職務において最低でも100人隊以上の部隊の指揮を執るか、それに相当する困難かつ栄誉ある職務に就いている。いずれにしても、常に軍務かそれに強く関連した物であることは変わり無い。
     なお、ルナー帝国軍の組織から離れた剣というのは存在しない。なぜなら彼らは赤い月の神々の兵士であり、そのことはルナー帝国の兵士であることを意味しているからである。
     ヤーナファル・ターニルズの剣はヤーナファル・ターニルズのカルトの司祭にしてルーン王であり、七母神のカルトの司祭としての資格も持つ(これは地位の上での問題であり、呪文の修得や再使用が同じという意味ではない)。彼らは神性介入を1D10で行える。また、彼らの重要な職務として、魔術兵に精霊魔術を提供する事も挙げられる。

    必要条件:
     ルナー帝国軍の士官であり、軍務における功績を先任の剣に認めさせること。その上で、〈第一の剣攻撃〉と任意の《受け》が90%以上であること。加えて以下の内4つが90%以上であること:〈第二の武器攻撃〉〈第3の武器攻撃〉〈応急手当〉〈雄弁〉〈乗馬〉〈奇襲感知〉〈視力〉〈世界知識〉〈指揮〉
     月の王は以下の神性魔術を、特に注記がない限り、再使用可能として使える。
    一般神性魔術: 全て
    特殊神性魔術: 《無敵》《戦意高揚》《霊魂放逐》《盾》《神剣》《ルナー・エレメンタル支配》

  13. ヤーナファル・ターニルズ特殊技能
  14. 〈奇襲感知〉 知覚技能(00%)
     この技能は、ヤーナファル・ターニルズの加護であり、フマクトの〈暗殺者感知〉に酷似した物である。修得するにはそのための加護と制約を取る必要がある。
     若干の違いもある。まず、有効範囲は200mである。しかし残念ながら敵の数が10人以上でないと感知できない。

    〈指揮〉 知識(05%)
     この技能は、集団戦において戦術の判断をし、自らの部隊を命令の下に統制を取るための技能である。ただし、これは戦場において部隊の統制を取るための技能であり、作戦を立案するための技能ではない。
     グローランサの多くの戦士は、彼の属する社会の伝統とその戦闘経験によってこの技能を獲得している。GMとプレイヤーが望むなら、他の地域やカルトの、戦士や族長、貴族等に持たせてもよい。ヤーナファル・ターニルズのカルト(およびルナー帝国軍)は、これをグローランサにおいて最も洗練して会得している。
     ただ、この技能で指揮できる兵士の数は無限大ではなく、ある程度増加すると、自分より下級の士官を通して大きな集団を指揮することになる。もしこの際、間に立つ士官の〈指揮〉技能が、元の命令を出した士官より低い場合、その差の半分が〈指揮〉技能のペナルティーとなる。この結果は、間に〈指揮〉技能の低い士官が増えていくだけ累積する。

    〈両手槍・盾併用〉 操作(特殊)
     これは、サプリメント「サンカウンティ−太陽領−」において紹介された同名の技能と同じ物であり、通常は重歩兵が修得する。
     ただし、「サンカウンティ」において紹介されているこの技能はあまりに不利すぎるので、以下の二つのハウスルールを提案する。まず、マイケル・オブライエン氏の提案に従い、盾のAPは半分にせずにそのまま適用する。そして、槍を持つ手の側(多くは右手)にもこの技能を使っている兵士がいる場合、回避を行わずに陣形を保つことにより、槍を持つ手も隣の盾のAPによって守られている物とする。回避を行ったのなら、再び隊列を組み直すまで特典は得られない。

  15. ヤーナファル・ターニルズ特殊神性魔術
  16. 《霊魂放逐》
     フマクト等の物と同様である。ただし、フマクトとは異なり、ヤーナファル・ターニルズの剣でも一回限りである。
    《戦意高揚》
     これもフマクトの物と同様である。ただし、こちらは再使用可能で使える。

  17. 加護と制約
  18.  フマクトの物を流用するが、入信者や同盟精霊は特別な功績を建てない限り、加護と制約を獲得する事はできない。ヤーナファル・ターニルズの剣は、望むなら、まず聖祝日の就任時に一組の加護と制約を選び、以降毎年の大聖祝日毎に一組ずつ追加できる。
     ただし、非カルト武器に盾と弓と槍は含まないものとする。また、〈暗殺者感知〉は〈奇襲感知〉に読み変えること。
     通常、剣は軍務に制約を設けないように、あまり加護と制約を取らない。

  19. 下位カルト
  20. 復讐の精霊
     このカルトの復讐の精霊は、フマクトと同様にヤーナファル・ターニルズ神自身である。帝国の威光に反すると見なされた者は、もし加護を与えられているならそれを取り上げられ、制約のみを残されて反省を求められる。また、そうでない者は、戦闘時の致命的な瞬間に武器技能がファンブルを起こす。
     もし、そのような措置ですまされない罪を犯したなら、その者は反逆罪で当局から手配されるであろう。
     あるいは、強力な狂気精霊が派遣されることもある。

  21. 友好カルト
  22. 七母神
    《混沌の加護》を入信者と剣に再使用可で提供
    イリピー・オントール
    《魔力分析》を一回限りで提供
    ディーゾーラ
    《精神破壊》を一回限りで提供
    ジャーカリール
    《狂気》を一回限りで提供
    ティーロノーリ
    この無垢の乙女は、偉大なる軍神の信徒に魔術を提供するほどの力を持たないが、ヤーナファル・ターニルズの信徒は、この乙女の信徒を守ることをその高徳の証とする。
    エティリーズ
    《見張り》を一回限りで提供
    赤の女神
    剣は通常の手順で自らの神の主人の入信者になれる。加えて有力な剣は、宗教儀式における神話の再演において初の啓発者の役を演じる。

  23. グラディウスについて
  24.  ルーンクエスト基本ルールにおいて、SR2の小剣として扱われている。これはグラディウスの歴史的な背景を考えるとそれらしくない。なぜなら、歴史におけるグラディウスとは、古代ローマ軍が密集陣においても取扱いが容易なように、あえて短めに作って主力装備として採用した物だからである。グローランサにおいてもルナー帝国が同様の戦法を採用している以上、この歴史的背景は無視できない。そこでハウスルールとして、SRを3にする事を提案する。

  25. 追加武器案
  26. 名前分類ダメージENC基本%APSR価格種類
    グラディウス 小剣1D6+11.010%10100切裂/突刺
    シャムシール
    (両手持ちの曲刀)
    剣2H2D6+33.505%12320切裂
    サリッサ
    (ファランクス用長槍)
    槍2H2D6+23.515%1265突刺

  27. 公式サプリメントとの相違について
  28.  ヤーナファル・ターニルズのカルトは、『グローランサ』のプレイヤーブックのカルマニアの社会経歴票において示唆されているように、アバロンヒル社のRQサプリメントでは《霊魂放逐》が一回限りなのを除いて、フマクトのルールをほぼそのまま流用している。そのために、この文書は公式の扱いと異なる部分が多い。しかし、私はフマクトカルトからの、ある程度のルール面での個性化が欲しいのでこの文書とルールを作成した。また、ヤーナファル・ターニルズ以外の七母神の下位カルトのルール的フォローに不備が目立つ部分が多いため、それらもある程度自作してプレイしている。
     もっともこれらの状況は、これから発売されるであろう『Soliders of the Red Moon Player Book』『Soliders of the Red Moon GM Guide』『Runequest 4th Edition』によって変化する可能性も高い。


著者:上西 将文(NIFTY-Serve KGH06212)
参考文献・引用:『ドラゴンアトラス』『サンカウンティ−太陽領』『グローランサの神々』ホビージャパン
『武器屋』『ケルト人のガリア戦記』新紀元社

ルーンクエストはホビージャパン社の登録商標です。
 この作品はルーンクエストの公式資料ではなく上西将文が個人使用するために作成したものです。この作品の使用は本作品の末に明記してある範囲内で自由ですが、それによるいかなる損害の責任も著者は負いません。

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